『以上もちましてコミックマーケット86 2日目を終了します』
パチパチパチパチパチパチパチパチ
生大阪さん襲来の興奮冷めやらぬままコミケが終了。
NONL新刊は残り7部でフィニッシュでした。
完売こそなりませんでしたが需要供給的にちょうど良い結果。
あとはてきとーに打ち上げして終了です。
もう勝ったも同然。(慢心
片づけを終えて17時に予約を入れた新橋のお店に向かってしゅっぱーつ。
ビッグサイトを出ると、あれ、空がいまにも泣き出しそう?
瑠「いつもの隣駅じゃなくて屋根のある最寄駅使った方が…」
う、うーん、でもそっちは人ごみがなぁー。うーん、ええい、
m「だいじょぶだいじょぶー、小雨くらいだし隣駅までいこー!」
ここで、歯車は大きく狂いだす…
東地区外周の交差点付近に達したとき、
ポタ・・・ ポタポタ・・・ パタパタパタパタ・・・
m「あ?雨g」ザァァァァァ―――――!!!!
ぎゃー!ゲリラ!げり、げっ、ゴリラ豪雨じゃ―――!!!
あたりが真っ白!私の頭も真っ白!
「隊長!」「どうします隊長!」「隊長どのー!」
木陰の小さなスペースに寄り添い、奇襲に混乱するmorichan小隊。
うう、どうしよう、お店の予約と新橋合流組のことを考えると
ここで雨宿りして雨をやりすごす時間はほとんどない…
…往きます、ゆきます!ベルナドットさん!!
m「突撃(゚д゚)」
皆「ええぇぇぇー!?;」
皆の手に銃剣が握られていたら800パー後ろから撃たれてたよね。
(800%=平均8人に撃たれる確率の意)
東地区端からゆりかもめ有明駅まではおよそ300m。
m「濡れると困る者は傘持参兵と行動を共にせよ!
濡れてもかまわん者は我に続けぇー!バンザーイ!」
わぁぁぁぁぁぁぁ わぁぁぁぁわぁぁぁぁ
ボンクラ隊長に付き合わされて次々とびしょ濡れになっていく隊員たち。
ジョン、ボブ、マイケル…次々と被弾し倒れていきます。(誰だよ
私の身体も手荷物もびしょびしょに。
ここ数年コミケで雨に降られたことなかったのに
よりによって打ち上げ参加者過去最高時にこれかよー!
なんて日だ!!
その叫びはおおむね正しい。
誤算があるとしたら…
…より大きな悲劇がまだ待っているということである。
有明駅まで残り30…20…10…
!?
先頭を走っていたmorichan隊長が急激に失速。
胸ポケットをまさぐりだす。
「どうしました隊長!」「ヘッドショット喰らいましたか!?」
m「や、あの、その、め、メガネがな…」
メガネが…胸ポケットに、おらんのだ…
皆「えええぇぇぇぇぇ!?;」
一旦有明駅軒下に避難し状況把握。
「どっかバッグに入れてるとかじゃ…?」
m「残念ながら突撃直前に外して胸ポケットに入れたの鮮明に覚えてます」
静まるmorichan小隊。
m「…瑠音さん、他のみんなを連れて予定通り新橋に向かってください」
瑠「も、morichanはどうするんですか?」
m「一旦引き返してメガネ捜索の後、タクシーで新橋に向かいます」
瑠「我々も一緒に」
m「いや、時間に余裕もないし簡単に探してなければすぐ諦めますので」
瑠「…わかりました」(コクリ
m「…(君の判断が正しかったな、というまなざし)
ではあとは頼んだ!!とぉ↑ーう↓!!」
「隊長ー!」「隊長どのーっ!!」
遠ざかる仲間たち
無慈悲に降り注ぐゴリラ豪雨
ずぶ濡れで地面に目を落としつつ歩く、なんだこの惨めな画は!
ワイめっちゃ凹んでる!いまここ数年で一番凹んでるわー!
d「オレ、会場側から探してきますよ」
突然の声の方を見るとサムズアップで登場するdhimさんの姿が。
あれ、なんだこれ、なんだこのあふれ出る感動。
m「お願い…します…っ!」
会場に向かうdhimさんから視線を地面に落とし探し始めたとき、
頭上の雨が急にやんだ…?
「雨に濡れるのは良くないぜ」
え、誰このイケメン。初めまして、あれ!?弓さん!?
弓「傘持ってる組ですしね、一緒に探しますよ」
先に行ってくれと言ったのに、どいつもこいつも…
へへっ、ゴリラ豪雨が目に沁みるぜっ!
弓「第一、メガネ無くした人間が目視で探すのはムリじゃない?」
m「日常生活に支障はないとはいえ、そりゃそーだわ」
なんか近年弓さんがどんどんしっかりしてきてる。高度経済成長期?
しばらくして目線の先に光るもの発見。
ついにメガネ発見。そこは突撃開始地点でした。
弓「ダッシュの瞬間に落ちたみたいですね」
気合入りすぎてた。(バンザーイとか言ってたもんな
dhimさんはあたりに見当たらず、どうやら会場内まで戻ってくれてる模様。
連絡先を知らないことに気付き、にえあさん経由で発見の報告。
個別に新橋に向かうことになりました。
dhimさん、ホンマおおきに…!!
タクシーに乗ると運転手のおっちゃん(初老)が
運「お兄さんたちあれかい、年に2回のお祭り帰りかい」
m「わかります?;」
運「わかるよぉ。晴海のころ常連だったからねぇ」
弓「晴海!?; ジャンルは何だったんですか?」
運「ミリタリーだねぇ」
m「軍事ものですかー。陸?海?空?」
運「全部好きだけど、特に陸かなぁ。陸自だったから」
弓「え、本職!?;」
m「陸自といえば、最近戦車アニメ流行ってですね、」
運「あー、ガルパンね。でも私ぁストパンも艦これも好きだなぁ」
あ…れ?いまだ現役…?;
道すがら雑談で盛り上がっていると
スッ
え、タオル?
弓「髪、濡れたままじゃ風邪ひきますよ」
m「えっ、あ、ありがと。…ちゃ、ちゃんと洗って返すから!」(CV釘宮
なんだこのラブコメ。
いやー、今回の弓さんはCiv4の黄金時代並みに輝いてました。
散々お世話になっててなんですが、シリアスアニメとかだと
弓さんこれそろそろ命を落とす的な流れじゃないですかね。(恩知らず
その後無事新橋で合流し、総勢18名での打ち上げとあいなりました。
打ち上げの記憶はあまりありません。
当日参加された皆さんは私がいかに憔悴していたかご存知と思います。
「自分一人で頑張りすぎだよ」
「もっと周りに頼っていいのよ?」
温かい言葉をいただいて反省しきりでした。
今後は自分のキャパ考えて行動いたします。
あのゴリラ豪雨に倒れていった仲間たちのためにも…(生きてる生きてる
こうしてサークルNONL7回目のコミケが幕を閉じたのでした。