入り口のこれだけ撮影OKということなので、とりあえず撮っておいた。

しかしこの写真はシュール過ぎて、原美術館の魅力は伝わるまいと思う。

 

目当ては須田悦弘さんの『此レハ飲水ニ非ズ』という作品。

ひょんなことからネットで画像だけ見て一目惚れした。

恐ろしくて怪しくて密やかで美しくて、強烈に惹かれた。

どうしても実物を見たくなってしまったのである。

 

『此レハ飲水ニ非ズ』も勿論素晴らしかった。

けれど、全体的に、想像以上に面白い展示だった。

『東京尾行』も『トレース』も共に5月8日まで。

特にアニメーションに興味のある人はきっと楽しめるので是非行ってみてほしい。

 

強烈だったのは2Fの『限局性激痛』(ソフィ・カル)。

地獄のような2部屋。

再生の物語ではある。

けれども同時に、喪失の物語でもある、という気がする。