空力特集のために(その2) | 【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

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“テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い”
クルマのテクノロジーを美しいイラストと写真で図解する自動車雑誌
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こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。

 

セダンにハッチバックにスポーツカーにフルゴネット。

形の大きく異なるクルマを4台お借りしてきて、

それの空力特性を見て感じてみようという試みです。

はじめは「とりあえず乗ってみて感触を得、

その直後にアルミテープを貼ってみて舌を巻く」

というシナリオを想定していたのですが、なんか足りない。

そこで前段の「とりあえず乗ってみて」の部分に

「タフトを満遍なく貼りつけたあとに」を

加えてみることにしました。

 

タフトをボディに貼るプランとしては当初、

扱いやすさからマスキングテープを考慮しました。

手で切れるし貼りやすいし丸まらないし、

何より終わったあとのはがしやすさが段違い。

しかし貼ったときに異様にテープが目立ってしまう。
見たいのはタフトなのでやはり透明がいいかとなり、
セロハンテープにスイッチしました。タフトは赤い毛糸です。


ところが実際の施工になって激しく後悔しました。

これは……とてつもなくたいへんです(笑)。


時間がなくて、素材を用意したのが当日の朝。
それらを持って現場へ直行。
貼る寸前に毛糸をチョキチョキするわけです。
事前に用意できるんだったら、H型の部材に毛糸をグルグルして、
上と下をチョキンチョキンすれば同じ長さのタフトが
一気に何十本百何本できあがるはず。しかし現場では無理。
というわけでチョキチョキチョキチョキ……。


貼るほうもたいへんです。テープをあらかじめ切って、
手元のタフトと組み合わせてペタリペタリ……。

 

寒空の下、黙々と作業は続きます。そして続きます(笑)。