生産者の顔が見える野菜がはやって もうどのくらいたつかなあ。
人となりが見えるって、売るときには ものすっごく重要です。
やっぱりね、信頼できる人とか 共感できる人から買いたいもんね。
だけど、いい人からなら 何でも買えるかっていうと
ちょっと また それは別の話。
今のインターネットマーケティングのノウハウなどを読んでみると、
「あなたの、キャラクター（＝人となり）を
メールマガジンやYouTube、Facebookなどで
どんどん公開していきましょう」
といったことが書かれている場合が多いです。
ダサい起業家にはなるな！誰だってステキな人から買いたい！
キラキラ素敵に憧れられよう！
そうやって あなたのことを好きになった人が
あなたから買ってくれるようになる、というわけですが、
私はこれに対して異を唱えたいと思います。
それは、キャラクターを出し過ぎると、一発屋になるからです。
例えば5～6年前の 男性起業家は 長髪＋ひげが大流行でした。
女性はゴテゴテしたネイルね。
普通のサラリーマンだとできないファッションを選ぶことで
「好きなファッションをできる自由なワタシ」「型破りで ありのままなオレ」な
プロデュースだったんでしょうか・・・
ふくよかな方は 判で押したかのように 黒髪ストレートで真っ赤な口紅な方が
どこのホテルのラウンジにも 必ず2～3人いました。
海外進出を果たした 渡辺直美さんを意識したのかな？
キャラクタービジネスの方が
爆発的に、短期間で人気も得やすいですが、その一方で、短命になってしまいます。
確かに、あなたのことが好きな人は、
あなたから商品を買ってくれるかもしれません。
しかし、この場合、あなたの顧客は あなたよりも
もっと好きな人を見つけた時点で、あなたのもとを去っていくでしょう。
テレビ番組の、お笑い芸人の栄枯盛衰を見れば 分かると思います。
どんどん見た目が派手な人が出てきて、同時に古い人が消えていっていますよね。
（しかも、派手な見た目はエスカレートしています。）
ちょっと前は 男性起業家が一斉にスキンヘッドになりました。
女性は金髪ね。
そして 全員「ていねいな暮らし」を送り 麻のゆったりとした服で ナチュラルなライフスタイルを演出？
金髪は私も抗がん剤でバッサバサに痛んだ髪を やけっぱちになって金髪にしたんだけど
なぜかカウンセラー界隈に 掃いて捨てるほど突如として金髪があふれまくったので
かえって恥ずかしくなって半年くらいで真っ黒に戻したわ 笑）
キャラクタービジネスの場合、最初は「いかに目立つのか？」なのですが、
目立ち続けるのは非常に難しい。
では、どうすればいいかというと、顧客に対してキャラクター（＝人となり）ではなく、
ファンクション（＝機能）を提供するのです。
ファッションではなく ファンクションね（笑
例えば、私はもう10年近く、Gメールという
無料のメールサービスを使っていますが、この理由は簡単です。
とにかく、Gメールの機能が優れているからです。
別にGメールのキャラクターが好きだからではありません。
無料のメールサービスはほかにもYahoo!メールや Outlookメールもあるけれど
それでもGメールなのは ただ、ただ使いやすいから。
改良も加えられていますが、ますます使いやすく進化しているのでずっと使っています。
理由はそれだけ。
昨今、インターネットのマーケティングは、
見た目がエスカレートしていくお笑い芸人の様相で、
キャラクタービジネスが行き過ぎている、と感じます。
そういったテクニックに走らずに、Gメールのように、
顧客にファンクション（＝機能）を安定して提供し続けないと、一発屋になってしまいますね。
偶然、キャラクターが当たっただけの人で
ファンクションが優れていない人は 数年後、消えているかも・・・・。
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