仙台マカロンズのこれまで② | 間雲亭吠駆のタイトル未定(マジのやつ)

間雲亭吠駆のタイトル未定(マジのやつ)

大喜利、落語、お笑いなどかじってる男
Twitter @mounta1819

仙台マカロンズを組んだ、というか組まされたのが前回までの話。

相澤と正義正義(せいぎまさよし)のコンビが誕生した。
コンビを組んだときに変な感じにならないための相澤名義なのに、相方が「正義正義」なので、結局変な感じになってしまった。


とりあえず2月は相方のネタ、3月は僕のネタでやることになった。



相方の考えてきた漫才の設定が、漫才でよくある設定の夢を見る男、というなんだかややこしい話。

僕が考えてきたネタが「卒業式の呼びかけ」。めちゃくちゃベタ。


書くネタがまるで違ったのである。
せいぎちゃんは変な設定を考えてボケを後から考える。対して僕は設定はよくある感じで、なるべく中身のボケで差別化を図っていこうとするタイプ。


3月のライブが終わった後、例により罠箱夫妻とご飯に行くことに。


罠箱さんの奥さんから「今日見た感想なんだけど、思った通りのこと言うから。覚悟いい?」
めちゃくちゃ怖いやん。しかしそこまで言われたら気になるので聞くことに。


「吠駆ちゃんは…良かった。ネタは分かりやすいし、声もしっかり通ってるし、見やすい」

「しかしダメなのはせいぎちゃん」
「まず声が出てない」
「ツッコミが流れを止めている」
「横向きすぎてお客さんを見れていない」


多分この3倍くらい言われてたと思う。すごいダメ出し量。
まぁ全部とは言わないがその中のいくつかは僕も薄々思ってたことだし、その時にちゃんと言ってあげなかったせいもあった。


するとこの後、罠箱嫁がさらにすごいことを言う。

「もうこれは吠駆ちゃんと私でやるしかない」
「私には吠駆ちゃんが必要なの」
「仙台マカロンズは一旦お休みってことで」

相変わらず強引な人だ。
まぁこのコンビよりはいいかな〜とそのときは渋々了承したんですが、このあとがなかなか大変で。


就職してから最初に出られそうな5月のライブに向けて新コンビで練習するもなかなか厳しい。
新相方のネタ覚えが悪い。

僕の方も慣れないツッコミをやることになって、(新相方がツッコミが出来ないため仕方なく)かなり苦戦。
いろんな人のアドバイスを取り入れていったら柄にもなくハイテンションでツッコむみたいな感じになり、自分的にだいぶ無理している状態に。



その後何度も練習を重ねて良くはなってきましたが、本番でお互いに早口になってしまい、いまいち乗り切れないまま終わってしまいました。


その後、お互いの仕事が忙しくなってライブにもあまり出られなくなり、罠箱嫁から切り出す形でコンビ解消へ。



そしてこの年、ある大会が始まる。
そう、「M-1グランプリ2015」だ。一度終わった漫才の祭典の復活。これは出ない手はない。

仙台マカロンズはM-1に出るため復活することになったのだった。