仙台マカロンズのこれまで① | 間雲亭吠駆のタイトル未定(マジのやつ)

間雲亭吠駆のタイトル未定(マジのやつ)

大喜利、落語、お笑いなどかじってる男
Twitter @mounta1819

仙台マカロンズ。僕が組んでいるお笑いコンビの名前である。
といってもプロではなく、社会人同士で組んだコンビ。
この仙台マカロンズが一体どうして生まれたか、一体何者なのか、どこでネタをしてきたかを振り返っていきたい。


僕が初めて地元仙台のお笑いライブに出たのは大学4年生の9月。
あまりにも遅いスタート。 大学の授業があったからとか、相方が見つからなかったからとか、理由はいろいろある。


就職活動に行き詰まっていた僕は、昔からの夢であったお笑い芸人を「将来の選択肢の一つ」に入れることにした。
もし就職できなかったらお笑いやろう。そのためにはライブに出て事務所所属を目指す(または養成所に入る)のが筋。ということで相方はいないけどとりあえず出てみることに。


仙台のお笑いライブ、「イギナリライブ」。
当時はイギナリjr、イギナリ本編の2部構成になっていた。イギナリjrは枠さえあれば誰でも参加でき、観客投票で1位か2位になれば次回のイギナリ本編でネタができるというシステムだ。


僕は落語や大喜利をするときは「間雲亭吠駆」を名乗っていたが、「読めないし、書けない」「今後コンビを組むときに間雲亭吠駆がメンバーにいたら変な感じになる」「バイク川崎バイクが既にいる」などの理由から本名でエントリーした。


童謡や映画タイトルを軸にした漫談や一人コントなどをやり、お客さんのウケはまずまずだったが昇格は一度もなし。
イギナリjrの投票システムは「お客さん1人につき1票」だったので、どんなにウケたとしても1番ウケなければ意味がない。


1月のライブはエントリー時間に間に合わずキャンセルとなり、見学だけした後大喜利仲間とご飯へ行くことに。


そのとき一緒だったのが「せいぎのみかた」名義でピンで出場していた現在の相方。
彼は僕よりも長くイギナリjrに出場し続けていたが、昇格は一度もなかった。

そんな我々に「どうせピンのまま上がれないなら組んでみたらいいじゃん」と提案してきたのが、東北大喜利会代表の罠箱さん。の、嫁である。


「コンビ名は南海キャンディーズみたいに、お互い出し合ったフレーズをくっつけて決めよう」とズンズン話が進む。こうなると引き下がれない。

「お互いが可愛いと思う単語をせーので言う」と有無も言わさず決められた。

僕は言葉の響きから「愛媛」。

そして相方は「マカロン」。可愛いといえば、マカロン。大安直。


「どうせ地名だったら、仙台のほうがよくない?」
「仙台マカロンズ、いいじゃん!」


僕の愛媛は消えた。そして「仙台」は全く可愛くない。


こうして誕生したのが仙台マカロンズであった。 


次回はこのコンビでイギナリライブに出たときのことでもお話しようと思います。