昨日親父の事をマンガで描いたら、昔の事をいろいろ思い出しました。
今後も親父ネタの4コママンガを描く予定なので、その前に親父の事をサラっと書きます。
(詳しく書くと、すごく重くなりますので…。)
13年前に死んだ親父と、今も元気な母親です。
子どもには、長男の僕(赤男)と7歳下の次男、さらに2歳下の三男がいます。
現在僕ら三兄弟は、みんな同じ会社に勤めています。
親父はとても亭主関白で、飲む、打つ、買うと三拍子揃ったとんでもない人でした。
愛人がいた頃は、母親もずいぶん暴力を振るわれてました。
人一倍寂しがり屋で1人じゃ何もできない親父でした。
晩年は糖尿病と肝硬変を患い、入退院を繰り返してました。
しかも病室で隠れて酒を飲み、担当医にバレて追い出されては、病院を転々とする…。
職も二種免許を取り、タクシーの運転手をしていましたが、酒飲み運転でクビになったりしてました。
逮捕されてないのが奇跡です。
ここまでくるとさすがに母親も愛想がつき、三男が高校卒業を期に離婚を決意しました。
そして話し合いの末、親父は一人別居する事になりました。
そして3ヶ月後…親父は死にました…。
近所に住む叔父さん(親父の兄)が連絡が取れないので心配して、大家さんと部屋に入って発見されました。
享年50歳、死因は急性肺炎、死後3~4日たっていました…。
寂しがり屋の親父の最後は孤独死です。
僕が28、次男20、三男19歳の冬でした。
知らせを聞いてすぐに行き、現地で火葬だけ済ませました。
骨を受け取り帰り道…。
あんな親父だけど、最後がかわいそうだったと、みんなでちゃんと供養しようと、納骨までに墓を建て、お坊さんを呼びお経を上げてもらいました。
晩年に親父がよく言っていた言葉があります。
「俺もそう長くない、お兄ちゃん(僕)早くいい人見つけて、孫の顔を見せてくれよ…」
「せめて年金もらってから死にたいな…」
「三男が二十歳になるまで生きていたらいいな…。」
結局全部叶いませんでした…。
…なんか最後の方はかなり重くなってしまいました。
親父の様な反面教師がいたから、今の僕がいるのかもしれません。
こんな親父ですが、昼ドラばりのエピソードとかもあるので、楽しみ(?)にしていて下さい。
今日は重い話ですいません…。
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