自転車とは チェーンリング(ペダルが付いているクランクの先にある大きいギア)を回して 噛み合っているチェーンに力を伝え そのチェーンの力でスプロケット(後輪タイヤの真ん中にあるギアの束)を回す 事で走っているのです

ここで重要なのは チェーンリングのギアの歯数 と スプロケットのギアの歯数 の差が重要なのです

コレを ギア比 といいます

596-TIの初期装備のギア比は
チェーンリングが シングル(一枚装備)52T
スプロケットが 7S(速)14-16-18-20-22-24-28T

となります

解説すれば…

チェーンリングの歯数÷スプロケットの歯数がギア比

7速が3.71 トップギア(52÷14)
6速が3.25 (52÷16)
5速が2.88 (52÷18)
4速が2.6 (52÷20)
3速が2.36 (52÷22)
2速が2.16 (52÷24)
1速が1.85 ローギア(52÷28)
   
となるわけです

まだ解らない人がいると思います

例えば 7速トップギア 3.71では
ペダルを一周させると(この一周とは右ペダル一漕ぎと左ペダル一漕ぎの意味)後輪のタイヤは 3回転と7割1分 回ります と
いう意味です

それでは 1速ローギア 1.85
ペダルを一周させると 後輪のタイヤは 1回転と8割5分 しか回らない のです

トップとローの間で 同じペダル一周でもタイヤ約2回転差が出るのです

その代わり その約2回転の差のぶんペダルが軽くなる という仕組みなのです

このギア比に タイヤの大きさ(タイヤの外周の長さ)をかけまして 距離に変わります

もちろんタイヤが大きい(外周が長い方)がより多く進むわけですが その分摩擦抵抗が増えますので ペダルが重くなる というわけです

コレが自転車と呼べる全てに共通する仕組みで このギア比によって 速いか遅いか はたまた 重いか軽いか が決まってくるわけです

しかし 僕を含めて自転車を買う時にギア比を考えて買う人がいるでしょうか?「このママチャリ チェーンリングが何Tで コグが何Tですか?」なんて聞いた事ないです…

同じママチャリでもギア比が違えば速さが違う 例えそのママチャリが三段変速付きだったとしても ギア比が低ければ変速無しの方が遥かに速かったりするのです

と 今記事にしてみれば なんと当たり前の事でしょうと思いますが そうなんですもの