2014.11.19開催「やってみよう!じぶんごとプロジェクト」第6弾レポート(2/3) | 武蔵野市市民活動かわら版のブログ

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武蔵野市市民活動推進課と協力して、武蔵野市の市民活動を楽しく元気にするグループです。

2014.11.19開催「やってみよう!じぶんごとプロジェクト」第6弾 

「“ゆる~く”つながる」
スピーカー:磯村 舞(イソムラマイ)さん(二級建築士)


前回の続き

ユルいつながりのある暮らし、子育てへの思い

 その後、子どもが生まれたのですが、思っていた以上に子育てが大変で、これは自分だけではどうにもならないと思い、『職住近接』の暮らしを決断しました。

 今では、夫や家族、親戚、ご近所さん、保育ママ、区の子育て支援、保育園、はもちろんのこと、シェアオフィスにいる先輩のお母さん達から地域の情報や洋服を譲っていただくなど、仕事も生活もゆるいつながりをもちながら、地域の皆さんに親子共々育てていただいています。

 また、家事などはどうやったら時短で出来るかを考えつつ、2歳の娘にも協力してもらっています。先日、ゆで卵をむいてもらった時は、ほぼ黄身だけになってしまいびっくりしたのですが、一緒にやると楽しいですし、お互い気持ちよく過ごせる事に気づきました。

子どもとの居場所づくり「いいおかさんちであそぼ」

 さて、本日のメインテーマである、子どもとの居場所づくりについて、紹介したいと思います。

 きっかけは、私たちの「ユルツナ」の活動を知った幼児教育を行っている「やなぎ教育グループ」の山口さんから、多世代共生というテーマで何か一緒にできないかというお話をいただいたことでした。

 いったんそのままで話が終わっていたのですが、『職住近接』の暮らしを始めるため、引越し先で保育園を探していて、何気なく相談したところ、元保育園長で保育園に詳しい方がいると紹介していただいたのが、飯岡さんでした。飯岡さんは保育園を退職された後も、保育の現場で活動されているのですが、自宅の空いている部屋を将来活用出来ないかと考えていたそうです。

 そこでみんなの活動がつながり、子どもの居場所づくりを始めてみようと話が盛り上がりました。

 まずは、他人の自宅にお母さんたちが気軽に訪れるのは難しいと思い、きっかけ作りが必要だと考えました。

そこで、「いらなくなった服やおもちゃなどを交換しませんか」と、スモールスタートをしました。活動日も負担の少ないように、担当を交互にして、第2、4日曜日の10時~14時までとしました。予約もいらず、無料です。

 内容も、一応テーマはありますが、参加する子どもたちの年齢を見ながら、その時々でアレンジしながら活動しています。近所のおじさまが図書館で紙芝居セットを借りて来て、子どもたちに話聞かせてくれたり、皆でパンを作ったり、庭にある梅の木の梅でジュースを作ったりと、皆が自分のやってみたい事を「いいおかさんちであ・そ・ぼ」で行っています。

紙芝居の様子
紙芝居の様子


 また、重要なのは、お父さんも気軽に参加出来るということです。

 お父さんも小さい子どもと2人きりで過ごすのは大変だと思うのですが、他のお母さん達や元保育園長の飯岡さんがいるので安心です。お父さん達の楽しみもあります。

 ゲームが得意な方が多いので、子ども達に教えるといいながら、子ども達よりも夢中になって遊んでいます。

 兄弟のいない子どもも、年齢差のある子どもと交流が出来ますし、近所のおばさまと大学生がおしゃべりしたり、多世代が交流できる場所となっています。

 はじめは、私たち親子と近所の方数名だったのですが、もともとあったコミュニティもはたらき、徐々に利用者が増え、「地域共生のいえ」という地域の認定を受けてからは、毎回20名位が参加しています。

<つづく>