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セラピーの観点から、ギター演奏を研究するブログ

The Beatles「Yesterday」

古代東洋哲学である五行理論によると、

この曲は喜びの感情を抑制する曲になるという事を前回の記事でお伝えしました。


ポジティブな感情である喜びを抑制する必要などないのではないか。
と思われるかもしれませんが、例えばこんな場面を想像してみてください。





仕事のストレスから解放され、喜びの感情を得たいが為にお酒を飲む。

しかし、得る喜びの量が度を越えると体をこわし憂鬱になってしまう。


こういった場面はお酒の例に限らずよくあるものだと思います。



下の五行理論相関図をご覧ください。



喜は憂を生み出す関係性になっています。


喜びが高まり過ぎて憂鬱な気持ちが生まれぬよう、時として喜びを抑制させる必要があるという事です。


ストレスを発散させようと、極度にハメを外して失敗しがちな方には、

ビートルズの「イエスタデイ」がおすすすめ

という事になります。




-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-




The Beatles「Yesterday」

曲を作ったポール・マッカートニーが後に語ったところによると、この曲はポールが14歳の時に死去した母への想いを歌った曲なのだそうです。

タイトルにもあるイエスタデーというのはまさに母が亡くなったその日を指すと思われます。


There's a shadow hanging over me.

闇が僕を襲ってきた

Oh, yesterday came suddenly

昨日は突然やってきた

Now I need a place to hide away
今はどこかに隠れ込みたい



改めて歌詞を読んでみると、母が行ってしまった昨日の闇に対する恐怖の感情、
その感情がより強く伝わってくるようです。

恐怖の感情というのは五行理論では水のカテゴリーに入る感情です。

水(恐)は火を消す。

火のカテゴリーに入る感情は喜びの感情。

つまり、

水(恐)は火(喜)を消すとなり、

この曲は喜びの感情を抑制する曲となります。


喜びを抑制!?


喜びというポジティブな感情を抑制する必要などないのではないか。

そう思うのが普通だと思います。

しかし、喜びも時として抑制する必要がある場合があります。

その事に関しては次回の記事にて。









土門先生のカバーレパートリーの一曲、

The Beatles「Yesterday」


歌詞はこのような感じになっています。


Yesterday, all my troubles seemed so far away
Now it looks as though they're here to stay
Oh, I believe in yesterday

昨日は僕の悩みの全てが遠く見えたのに、
今はここに居座ってるみたいなんだ。
ああ、昨日を信じてる。

Suddenly, I'm not half the man I used to be
There's a shadow hanging over me.
Oh, yesterday came suddenly

突然、僕は今までの僕でなくなった。
闇が僕を襲ってきたんだ。
昨日は突然やってきたんだ。

Why she had to go
I don't know
she wouldn't say
I said something wrong,
now I long for yesterday

彼女はなぜいかなければならなかったんだろう。僕にはわからない。
彼女は話さないだろう。
僕が何か間違った事を言ったのだろう。
昨日が遠く感じる。

Yesterday, love was such an easy game to play
Now I need a place to hide away
Oh, I believe in yesterday

昨日は恋は簡単なゲームのように思えた。
今はどこかに隠れ込みたい
昨日を信じてる。

Why she had to go
I don't know
she wouldn't say
I said something wrong,
now I long for yesterday

彼女はなぜ行かなければならなかったのだろう。
僕にはわからない。
彼女は話さないだろう。
何か僕が間違ったことを言ったのだろう。
昨日がだいぶ遠く感じる

Yesterday, love was such an easy game to play
Now I need a place to hide away
Oh, I believe in yesterday

昨日は恋はとても簡単なゲームのように思えた。
今はどこかに隠れ込みたい
ああ、昨日を信じてる。



歌詞の内容から、

当初人々はこの曲を「自分の元から去っていった恋人を想う歌」という印象をいただいていました。


しかし、後に曲を作ったポール・マッカートニーの口から、この曲に対するある特別な思いが語られました。



つづく。






-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-
世界で最も多くカヴァーされた曲としてギネス・ワールド・レコーズに認定されている曲

それほどまでに世界中の多くの人達に愛され続けている名曲。


それは、誰の何という曲だと思いますか?


正解は、




ビートルズのイエスタデイです。


若い人もお年寄りも、どこかで一度は耳にしたことがある位の有名曲ではないでしょうか。



土門先生もこの曲のメロディーと伴奏をギター一本で同時に奏でる形でカバーされています。






あなたはこの曲を聞いてどんな感情を抱きますか?






-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-
「この素晴らしき世界 What A Wonderful World」

この曲を作詞、作曲したのは音楽プロデューサーのボブ・シールとジョージ・デヴィッド・ワイス。
意外なことにこの曲は戦争を嘆く気持ちから、平和を夢見て作られたという経緯がありました。


前回の記事でご紹介しました歌詞の通り、その内容からは戦争に対する悲しみの感情などはほとんど感じ取れません。

それよりも「なんて素晴らしい世界なんだ」という歌詞からも象徴される喜びの感情に溢れた内容になっています。

何故、このような喜びの感情を歌に乗せたのか。


これも先日ご紹介しました「Somewhere over the rainbow」の例同様、古代東洋哲学である五行理論を当てはめると興味深いことが見えてきます。


喜びという感情は悲しみという感情を抑制する。



に属し、

を溶かすという関係性からを抑制すると五行理論では考えられているのです。






戦争というものに対する悲しみの感情を抑制したい。

その思いをストレートにぶつけた結果、このような喜びの感情にあふれた曲が生まれたのではないでしょうか。


何かしらに対する、悲しみの感情を抑制させたい方にお勧めの曲、それが「この素晴らしき世界 What A Wonderful World」です。









-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-