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セラピーの観点から、ギター演奏を研究するブログ

今回は「虹の彼方に Somewhere Over The Rainbow」のまとめです。


映画の劇中歌として最初に世に出たこの曲は、主人公が知らない世界への憧れを歌ったものでした。

歌詞の中には、

「幸せな小鳥達が虹を超えて行けるのに、なぜ私にはできないの?」

という一節があり、自分の現状に今はまだ満足できていない心情がうかがえます。

思い通りにいかない憂鬱さ、その憂鬱という雲を消し去って虹の向こうの彼方まで飛んでいきたいという願いが込められた曲であり、

つまりは憂鬱な感情の中から生まれた曲なのではないかと私は感じています。



憂という感情は「土」のグループ

「土」は「水」の流れをせきとめる関係性があります。
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「水」のグループには恐れの感情が該当しますので、憂「土」が恐「水」をせき止める。

つまり、憂鬱な感情、思い悩む感情は恐れの感情を抑制する事ができるという事になります。

例えば、

仕事でミスをしたらどうしようという恐怖感、自分の身に災難がふりかかったらどうしようという恐怖感、あるいは、ある特定のコト、モノ、ヒトに対する恐怖感など、

【恐】の感情が高まり過ぎて苦しんでいる人には「虹の彼方に Somewhere Over The Rainbow」のような【憂】のタイプの曲を、その曲の世界に入り込んで演奏することが【恐】の感情を抑制するのにおすすめということになります。

私が「Tear's in heaven」を演奏しながら【怒】の感情を抑制できたのと同じ原理ですね。





次回は悲しみの感情を抑制するのにお勧めな曲のまとめです。




-土門先生による整心ギターレッスン Musixology
当ブログをご覧いただきありがとうございます。

土門先生が演奏する曲に込められた感情を、セラピーとしての観点から分析するブログを書き進めております。
ここで一度、これまでのまとめを書こうと思います。

土門先生というのは日、英で活躍するミュージシャン 土門秀明氏の事です。



日本でバブルガム・ブラザーズのバックバンドでギタリストを務めた後、大のビートルズ好きが興じてイギリスに渡り、ジョン・レノンの生家を訪れたり、アビーロードスタジオでレコーディングをしたり、





ロンドン地下鉄構内で演奏活動をしたりと



多岐に渡る活動をされてきた方。現在は日本で音楽活動およびギターレッスンをされています。



ロンドンで幸いにして受けることができた土門先生からのギターレッスンにより、私も人間として大変成長させていただきました。今でも感謝しています。

土門先生のカバーレパートリーのうち、

これまでにこのブログ内で取り挙げた曲はこちら。

「ティアーズ イン ヘブン」

「虹の彼方に Somewhere Over The Rainbow」

「この素晴らしき世界 What A Wonderful World」

「イエスタデイ」

「イン マイ ライフ」


この中から、今日はまず「ティアーズインヘヴン」のまとめを書こうと思います。


この曲はどうしようもない悲しみの底からなんとか這い上がろう、前向きに生きようとする想いがこもった曲のように感じます。
しかし、そこにはどうしても隠しきれない悲しみの感情も。

曲全体としてみると、やはり悲しみの感情を強く感じる曲なのではないでしょうか。


古代東洋哲学 五行理論に当てはめると

悲という感情は「金」のグループ

「金」は斧となり「木」を切り倒すという関係性があります。


「木」のグループには怒りの感情が該当しますので、金が木を切り倒す、つまり木(怒)を抑制する力があると考えられています。


私の例でいうと、

イギリスでのセラピスト修行時代にこの曲のギターレッスンを土門先生から受け、

当時のイギリスでの生活に慣れず、なぜこんなところに来てしまったのだろうという自分に対する怒りの感情、周りの環境に対する怒りの感情、

それから、イギリス特有のどんよりとした空にまでも抱いていた怒りの感情が抑制され、イギリスでの生活もガラッと明るいものに変わったという事が実際にありました。

この事自体が、セラピーとして土門先生のギターレッスンを研究するきっかけになったのです。




次回もまとめ記事をつづけたいと思います。





-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-
ビートルズ 「イン マイ ライフ」 

私なりの分析ですが、

この曲は、喜びの感情が強く出た曲だと前回の記事でご紹介しました。


この曲を、曲の世界に入り込んでじっくりと聞いたり、歌ったり、ギターなどで演奏してみたり・・

そうする事がおすすめなのは、

普段から物事を悲観的にとらえがちな方です。


古代東洋哲学 五行理論によると、悲という感情は「金」のグループにはいります。

そして、「イン マイ ライフ」に込められた喜の感情は「火」のグループにはいります。


むずかしい話は省略しますが、



「火」は「金」を溶かすという関係性から、

喜は悲を溶かす

喜は悲を抑制すると考えられているんですね。



悲観的な方、是非「イン マイ ライフ」をソロギターで弾いてみてはいかがでしょうか。




-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-
土門先生のカバーレパートリーの一曲、

The Beatles「In my life」


歌詞はこのような感じになっています。


イン マイ ライフ ビートルズ 和訳

生涯忘れられない場所がある。

昔と変わってしまった場所、永遠に良くならない場所、
今はなくなってしまった場所、今も変わらずあり続ける場所。

それぞれの場所にはそれぞれの思い出がある。恋人や友達との思い出もそこに。今もちゃんと思い出せる。

亡くなってしまった人も今も元気な人も自分の人生において全て愛すべき人達。

でも、その全ての友達、恋人にも君以上の存在はいない。

君との新しい愛を考えるときは、これまでの思い出の意味すら忘れてしまうくらいなんだ。

彼等や思い出への愛情が失われることはない。
度々立ち止まって彼らの事を想うだろう。

でも、僕の人生で君以上はいない




In My Life The Beatles

There are places I remember
all my life, though some have changed.
Some forever, not for better.
And some have gone, and some remain.

All these places have their moments
with lovers and friends I still can't recall.
Some are dead and some are living.
In my life I love them all.

But of all these friends and lovers,
there is no one compares with you.
And these memories lose their meaning
when I think of love as something new.

Though I know I'll never ever lose affection
for people and things that went before,
I know I'll often stop and think about them.
In my life I love you more.



この曲、歌詞の通り究極のラブソングになっていたんですね。

愛する人への想いを究極の表現で歌にしたような、そんな印象を抱きました。

In my life I love you more. そんなことを言われた相手は幸せでしょうね。



いつものごとくこの曲も、 怒り 喜び 憂鬱 悲しみ 恐怖 の五つの感情のどれかに当てはめてみましょう。


曲の前半は過去を思い出しながらも、どこか憂鬱さすらも感じる内容ですが、後半から一変。

これほどまでに愛せる人がいる事、

そして愛せる人への熱い想いがあふれているその様はやはり喜びの感情を強く感じます。

総合するとやはり喜の曲なのではないかと私なりに理解しています。


では、こういった曲はどんな感情がでやすい方に向いた曲でしょうか。

次回くわしく書いていきたいと思います。





-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-
「In my life」The Beatles



日本では、あるテレビ番組のテーマソングに使われた事もあり、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

前回取り上げさせていただいた「Yesterday」ほどの知名度はないものの、ビートルズの隠れた名曲の一曲だと思います。



土門先生もこの曲をギター一本でカバーされています。

今回は、いつもの地下鉄構内ではなく、ロンドンの土門先生ゆかりの場所での演奏です。

日本では考えられないようなすごい逸話が溢れたこの場所。

詳細は、現在日本で開催中の土門先生のギターレッスンにてご本人からお聞きください。





-土門先生による整心ギターレッスン Musixology-