ベトナムの中部、ホイアンからです
フエからバスで約四時間、ベトナムのほぼ真ん中に位置し、トゥボン川沿いにある港町。
かつて1000人以上もの日本人が住んでいたこともあり、
1593年に造られた屋根つきの立派な"来援橋(日本人橋)"は20,000ドン札にもにも印刷されているほど有名な観光名所の一つ。
中国人もまた多く住み、中国よりも中国らしい街並みには古い建築が残り、1999年に「ホイアンの古い町並み」として世界遺産に登録されています。(中国いったことないけど)
どこか懐かしく、ほっと心和む町並みは、まるで映画のセッティングのの様。
千と千尋の神隠しを見たことある人ならあの温泉宿を連想するはず!
奇遇にも満月の夜に滞在していた私たちは月に一度の夜祭に遭遇
川には灯篭、町にはいたるところでランタンの光が輝き、なんともエキゾチックな雰囲気を味わいました
翌日はこれまた世界遺産、ミーソン遺跡群見学ツアーへと参加。(バスで1時間30分)
2世紀末から17世紀にかけてベトナム中部から南部にかけて栄えたチャンパ王国の王によって建てられたヒンドゥー教の聖地。
草に埋もれた赤レンガの遺跡達は、接着剤を使わないすり合わせ方式でその技術は今でも解明されていないそうな。
残念なことにベトナム戦争で遺跡の多くが破壊されてしまいました。
それでも歴史的価値は非常に高く今でも多くの調査、補修が続けられています。
「リンガ」という、男性のシンボル。「ヨニ」と呼ばれる、女性のシンボル。
リンガに水をかけ、ヨニの溝(画像右部)から流れる水を聖水と呼び、神にささげる儀式で使われていたそうです。
このツアーは1時間半のバスとガイド、帰りは船でランチ付き、で5ドル。60,000ドン(約3ドル)の遺跡見学料が別でした。
グルメのほうはというとホイアン三大名物・ホワイトローズ・カオラウ・揚げワンタン、、、三つとも制しました
米子を使った皮にエビのすり身を詰め合して蒸したホワイトローズは日本人だったらどっかで食べたことのある様な味、ワンタンに似てます。
カオラウは伊勢うどんがルーツらしく、これまた米粉を使った麺でトッピングは香草ともやし、豚肉とパリパリ煎餅がポイント
甘みとコクのあるスープに香草の香りが絡み合って、麺のこのもっちりした感触がとっても噛みごたえがあって、とってもおいしいです!
(「AD堀くん」風に、、、)
フォーに飽きて麺類を避けがちだった相方には久々の麺系ヒットだったようで次の日も食べてました
揚げワンタンは写真がうまくとれてるので写真で味を想像してね
フエから一緒だった人や新たに知り合った日本人の人たちとでバーでビリヤードをしていたらどこからともなくビーチパーティーへのお誘いが
テキーラもあおってるしノリノリで行っちゃいます
海もあるし、プールもあるし、真夜中の海水浴なんて何年ぶり
夜空を見ながら踊ってはしゃいで、海外ならではのはしゃぎ方
最終日は町の中をしっかり観光。
夜遊びしてもそこは頑張ります。
前払いしている観光チケット(5枚綴りで90,000ドン約4.5ドル)を無駄にはできないってことで頑張って早起き!
貿易が盛んだったころの中国や日本の陶磁器が数多く展示されている博物館、300年も前から続く当時の漁師の家、華人の集会所、、、。
それぞれの建物はみな、柱や屋根、至るところまで細かな彫刻や細工が施されています。
その手の込んだ造りは脱帽ものでした
歩ける範囲に見応えある名所がたくさんあるホイアン。
古き良きベトナムにタイムスリップしたかのような感覚、とても素敵な町です。
宿に帰ってからシャワーを浴びて12時にチェックアウト。
18時のホーチミン行きのバスまで地元のドラフトビール(なんと3,000ドン15円くらいw)を飲んで待機。
さすがに6時間もビールを飲み続ける胃袋は持っていないのでWifiの飛ぶ宿へと戻りでもしていることに。(宿の1階表部分はレストラン兼カフェとなっている。)
後にトラブルが起こるとはその時はまだ予想もしていなかった、、、。
今回の宿は歩いて回っての3件目で決定。“THIEN TRUNG HOTLE”
バス停からは遠かったけど、5ドルで初のバスタブ&プール付き
フロント(男)の態度が悪かったのがヤな印象を受けるくらいであとは三ツ星並み☆☆☆
滞在中に気のよいフロントスタッフ(女性)が一人だけいて、話の流れで「あのスタッフはノットナイスだ~」と世間話程度の会話をしたら、最終日、とんでもない事件へとつながるのだった、、、
を飲んで帰ってきた私達は暑かったのでプールに入って外のバスルームのシャワーを浴びさせてもらった。
その5分後、、、シャンプーの匂いと水浸しのバスルームで使用したことがバレたのか、、、
例のノットナイスな男性スタッフがカンカンになって怒鳴りつけてきた
チェックアウトしたんだからシャワーを貸す義理はないとの道理であろう。「ユー!5ドル!」と捨て台詞!
それもそのはず。朝からコイツは出かけ際の私たちに向かって「チェックアウトが1分1秒でも遅れたら延泊費を払え~」との申付け。
思えばこの時から知っていたのだろう。女性スタッフとの会話が本人の耳に入っていて気にくわない客達と感じていたこと間違いなし!
無視していたらその場はひとまず収まった。が、その30分後。次は相方がトイレで手を洗っていたら奴が入ってきて蛇口を止めてきた
口論の末フロントに引き戻った男は、すごい形相で睨みつけていたという。
相方は「ドン ルック アットミー!!ライクザット」=見るんじゃねぇ!
とうとう堪忍袋の緒を切らしたのか、男はガツガツとこっちへきて「出てけ!お前らみたいな日本の都市、初めてだ!」と
変な英語を吐き散らし、パソコンの電源を引っこ抜いて無理やり閉じてくる!私のバックパックは放り投げ椅子を蹴飛ばし出す始末
心の中ではパソコンが壊されるんじゃないかと内心ヒヤヒヤ、、、
ホテルの客である欧米人たちもこの騒ぎで次々と野次馬と化す、、、。
どうして出ていかないと駄目なのか!とあくまでも強気姿勢で引き下がらない私たち。。。
バトルすることおよそ10分、、、。
「ホーチミン行きのバスです」と現地人女性が迎えに来た瞬間、男はトイレに引きこもり永遠と手を洗っている。
写真で顔をおさめてやろうと待機している私たちVS撮られてたまるか、と手を洗い続ける男。
隠れて出てこないそのザマはなんとも滑稽で、私たちは勝手に勝利?ということで決着はついた。。。。つもり。
が、気分は全く収まらず、私たちは自分たちのノットナイスの話は棚に上げ、迎えに来た女性スタッフに永遠と悪口を言い放っておいた。
それにしても恐るべし、ベトナミン、、、。
この経験は私の中でベトナム人とは、、、となるべくしたくない様な勝手な評価、判断をしてしまう。
ほんの何日かの滞在でその国を判断するのは間違っているのは十分わかっていても、今回の事件はちょっと頭にきた。
お金の面や信頼の面でベトナムにおいてはあまりいい思いをしなかったのは事実として残る。。。
あ'’~~~~!!それにしてもアイツぅ!
気性が荒すぎ、理不尽!チキン野郎!!!
けど、そもそもノットナイスを言ったことが発端だったので
今思うと私たちもノットナイスなジャパニーズ?
明日はベトナム最後の都市はホーチミン。
気のいいベトナミンと会えるかなぁ、、、。
移動中に執筆中の私は 沢木耕太郎著 "夜特急3 インド・ネパール" の影響か、後半 若干、文章のスタイルがかわってきてますw
本をくれた吉田さんご夫婦、ありがとうございました!
インド行く前に読めてよかったです♪