アカデミックレストラン テーマは「とうもろこし」 | べじふる☆からふる

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人のココロに大きな影響を与える「色」。
その「色」のパワーを多くの人に伝えたい。
また「きちんと食べること」の大切さもお伝えできたら…。
そんなワタシの日常あれこれブログ(*^.^*)

 

わが北海道が全国一の生産量を誇る「とうもろこし」とうもろこし

 

いまの時期が収穫の最盛期ビックリマーク

…ってことは、当然おいしい!!

 

幼いころから夏~初秋に慣れ親しんできた

おいしいおいしいとうもろこし。

我々北海道民は「とうきび」と呼んでいます。

 

昨日は、そのお勉強会

 『「知らないで食べる」から「知って食べる」へ

   アカデミックレストラン

に参加してきました。

 

   

 

今日の主役、とうきびさんたち。

左から「昔とうきび」、「ランチャー」、「ロイシーコーン」

 

 

ナビゲーターは、野菜ソムリエpro.の出口恭美子さん

出口さんは、

このイベントにそなえて、この夏、何件ものとうきび農家さんを

訪ねたそうです。

北海道生活2年目の出口さん、

北海道の良さを満喫してくださったかな?

 

「健康と美のためのポイント」というテーマで

健康的な食生活のために心がけるべきこと、

そのために野菜が果たしてくれる役割、

…などについて、わかりやすくお話くださいました(*^▽^*)

 

 

 

「ロイシーコーン」の誕生に深く関わってこられた安達英人さん

安達先生からは、

おもに「スイートコーン品種の変遷」について、お話をお聞きしました。

 

ひとくちに「とうきび」と言っても

品種はものすごく多い!

開発されても、いつのまにか姿を見なくなってしまったものもたくさん。

その時代時代の生活スタイルに合わせたニーズ、

生産者さんの立場からの事情、

色々なものを経て、いまよく目にする品種が誕生、流通しているのですね。

 

品種の中には、思わず幼いころを思い出してしまうものも。。。

「ハニーバンタム!なつかしい!!!」

こんな会話が、同い年の友人と交わされたり…(^^;

 

 

 

さてさて、お待ちかね、

お料理たちのご紹介ですよ~ドキドキ

 

とうもろこしとミニトマトのピクルス

ロイシーコーンが使われています、生(なま)で。

これが、ものすっごく甘いの!

砂糖使ってる?っていうくらいに。

シャキシャキで、くだものに近い食感です。

トマトも色々な品種が入っています。

最近は、カラフルなトマトがたくさん作られるようになって、

私たちも、お料理に豊かな彩りを取り入れることもできるようになりました。

ピクルス液が、ツン!とくる酸っぱさがなく、これ、おいしい!

思わず全部飲んじゃったわよ(^^;

 

 

 

焼きもろこしとシーフードのタルタル

とうもろこしのジュレ添え

まぐろとホタテとオクラのタルタルの上にトッピングされているのは

「ランチャー」という品種のとうきびを焼いたもの&アイスプラント双葉

ジュレには「昔とうきび」が使われているそうです。

とうきびの芯も一緒に煮込んであるんですって。

芯からは、おいしいダシが出て、スープに使うとおいしさが増すとか。

「ランチャー」は、初めて聞く品種ですが、

甘味もあって、皮も薄すぎず、食感もジューシーなんです。

 

 

 

 

とうもろこし豆腐と冷たい生のコーンスープ

これね~、なんでこんなにおいしいのっ???ってくらい、

感動の一皿でした!!!

スープは「ロイシーコーン」を使っているだけあって、甘くてまろやか。

とうもろこし豆腐は「昔とうきび」で作られています。

ほどよい弾力性と、しっかりした味。

おかわりしたかったくらい、本日のイチオシ!でした。

 

 

 

 

ポレンタクレープで巻いた、豚フィレ肉のロースト

ハスカップソース

やわらかいけれど、しっかりした食感の豚フィレ肉。

それをそっと包んでいるのは、

これまたとうきびから作られているクレープ。

画像では見えにくいですが、

その下には、みじん切りのきのこ(しいたけ?)が敷かれています。

北海道ならではのハスカップソースが

すっきり、さわやかさを添えてくれて、とってもいただきやすいお料理でした。

 

 

 

 

生とうもろこしのサラダ コーンドレッシング

ロイシーコーンのほかにも、

いろいろなお野菜(おもに大根の仲間)が入っていて、

ボリューミーなサラダです。

ドレッシングがさわやか!

 

 

 

 

とうもろこしのアイス

コース料理は、最後に出されるデザートの印象で決まる!

…と言っても過言ではないと日頃から思っているのですが、

そういう意味では、このデザートは、しめくくりにふさわしい

すばらしいものでしたキラキラ

なんだろ、この幸せ感♡

 

すべてすべておいしくいただけて、大満足のディナーでした。

お料理が出されるたびに、

その説明をくわしくわかりやすくお話してくださる南シェフ

おかげさまで、お料理をいただく楽しみが何倍にも膨らんだと思います。

 

 

今回思ったこと。。。

「とうきび」と聞いて、イメージするものは、

もしかしたら人によって、違うのかもしれない。

世代、生活環境など…によって…。

それだけ、とうきびというのは、品種も多いし、

栽培の歴史的にも変化が大きかった作物なのかもしれません。

今回いただいただけでも、これだけ食感や味が違うんだもの、

「とうきび」とひとくくりでなく、それぞれ独立した野菜を名乗っても

いいんじゃない?と思ったほどです←ちょっと大げさかい?(笑)

 

せっかくとうきびの名産地の北海道に住んでいるんだもの、

色々な品種を知って、上手に使い分けて

食卓を豊かにしたい!

そう思ったワタクシなのでした。

 

とうきび・LOVE!