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WHY: なぜやるのか(理由)
WHAT: 何をするのか(言語の数・種類)
WHEN:いつやるのか(適切な導入時期)
WHO: 誰がやるのか(言語導入の役割分担)
WHERE: どこでやるのか(国・場所・スクール)
HOW TO: どうやってやるのか(具体的方法)
HOW MUCH:いくらかかるか(コスト)
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今日のテーマは、WHY:なぜやるのか(理由)です。
さて、ここで私が書くまでもないほど、マルチリンガルの効用はあちこちで証明されています。
BENEFITS OF MULTILINGUALISMなどで検索すると、マルチリンガルの素晴らしさを書いた記事は多いです。
6 Multilingual Benefits That You Only Get If You Speak Another Language
など。
多言語を運用できることは、キャリアや人間関係を形成する上でメリットがあることは明白ですが、脳の発達にもよいと言われているのは知らない人も多いのでは?
しかーし!!!多くの記事で抜け落ちている部分があります。
そう。忘れないでいただきたい!マルチリンガルにも無数のレベルがあるということ。
「マルチリンガル」「外国語がペラペラ」と一口に言っても、
①幼少期の環境でマルチリンガルになった(家庭環境、親の仕事で海外生活など)
そのなかでも、無数のレベルがあります。
聞いて話して読めるけど、書きはできないとか。
頭の良し悪しに加え、多言語を用いてどれだけ思考できるか、自己表現できるか、専門用語を駆使できるか、など。
②思春期以降、自分の意志で本格的に多言語を学んだ人(留学など)
またまたこれも無数のレベルがありますが、共通点は「幼少期からのマルチリンガル」のレベルにはどんなに時間と労力を費やしてもなかなか到達できない点でしょう。
残念ながら、それが現実です。
③大人になって、必要に迫られて多言語を習得した人(国際結婚、仕事など)
このグループは、最低限のビジネスレベル・日常会話レベルの人が大半でしょう。
私は、英語に関しては②、北京語・フランス語については③のグループに属していくことになるでしょう。そう、もう一度いいますが、残念ながら、それが現実です。
多くのマルチリンガルを勧める記事を読んで、
「そりゃ、うちの子がマルチリンガルになれるもんなら、その方がいいってことくらいわかるよ!」
「知りたいのは、どうすればいいのかってことであって、、、」
という意見を持つ方と、
「実際、マルチリンガルってどうなのよ?弊害があるんじゃないの??」
という意見を持つ方と、大きく2つに分かれるのではないかと推測します。
前者の「方法」を聞きたくてうずうずしている方は、ちょっとお待ちください。
後者の考えの方が多く存在するのは承知していますので、ここではWHYではなく、
「なぜ多くの人はマルチリンガル教育を行わないか-WHY NOT-」について紐解いて行こうと思います。
つづく
8カ国語話せる子供の育て方 リアルなマルチリンガル育児記録
今風の子育て テツママ著
今風の子育て:バイリンガルからマルチリンガル-グローバル化世界を歩む我が子へ
8カ国語話せる地球人によるマルチリンガルの子供の育て方(原著英語版)
Pampers To Polyglot: 7 Ideas For Raising Multilinguals Like Me (English Edition) [Kindle版] by tetsu Yung PhD MBA