マルチリンガル育児のWHY③ | 我が家の地球人たち  バイリンガルよりマルチリンガル!

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8ヶ国語話す地球人夫と歩む、多言語子育て@日本・台湾・カナダ。
コテコテ日本人ママ目線による、マルチリンガル子育てのリアルをレポート!ブログ管理人はアラサーママさん医学生。
マルチリンガル子育てが広がれば日本の未来はもっと明るくなる!

「なぜ多くの人はマルチリンガル教育を行わないか-WHY NOT-」
のつづきです。

2. マルチリンガルじゃなくてバイリンガルで十分?

「日本語と英語で十分!他は必要ないでしょ
「第2言語はせめて英語をまず、、、」
「3つ以上の言語は、子供が可哀想」

マルチリンガル育児をしていると、以上のようなコメントをいただきます。
いつもみなさんには率直なご意見をいただき、嬉しい限りです。

このブログでは、「マルチリンガル育児国」の大使のように振る舞っている私も、実生活では多言語教育について意見を求められても、その場で簡潔明瞭に答えられていません。
というか、話し出したら長くなるので、限られた時間で、中途半端な話になるよりは敢えてお茶を濁すことも多いです。
大使失格!?!?

なので、このブログを通して、
「我が家が何故バイリンガルではなくマルチリンガルにこだわるか」
を正しくお伝えしたい、と!

マルチリンガルにこだわるのは、8カ国語を操る地球人が得ている恩恵を知っているからです。
例えば彼が日本語と北京語のバイリンガルだったら、北京語or日本語と英語のバイリンガルだったら、今の彼はないです。

マルチリンガルである恩恵
・あらゆる場面でバイリンガルより存在感を示せる
・より親密な人間関係を築ける
・多文化に対する理解度がUPする
・英語+αで、視野が広がる(情報源・エンターテイメント)
・次の新たな言語を追加しやすい(スピード、正しい発音)
・何か新しい分野に挑戦したいとき、ハードルが低い


こんなところでしょうか?
これらの項目については、「5W2Hでマルチリンガル育児を紐解いてみる」のWHATの章で詳しく紹介したいと思います。

バイリンガル教育に興味があるご家庭、すでに実践しているご家庭だったら、ちょっと背伸びしてもう1言語を加え、マルチリンガル教育をすればいいのに!と思うのです。
個人的見解ですが、これからの日本人は、英語に加え、しっかり中国語や韓国語をやるべきだと思っています。
東アジア内の政治的衝突で、日中韓の仲がよろしくないのは言うまでもありません。
「隣の不気味な大陸国が~」と思考をストップするのではなく、彼らを理解し、対処法を探るためにも、日本の子供たちが彼らの言語を学ぶことは日本の未来のためになると思っています。

増えつつあるマルチリンガル家庭
息子が通う台湾のインターナショナルスクールには、非英語圏の欧米と東洋人の両親を持つ子供たちが多く通っています。
つまり、彼らの言語環境は2カ国語(日・独、北京・仏など)@家庭+英語@スクールというわけです。
ただ、もったいないのが、日本人+欧州系の夫婦の場合、せっかく台湾に住んでいるのに子供に北京語は導入している家庭はあまりないのでは。現地の言語でいくらでも環境はあるのに、おそらく4カ国語以上は子供に負担だから、、、と考えているのだと思います。
この点については、すでに3カ国語導入を終え、4カ国語目を導入する我が家の様子をレポートしていきますので、幼少期の子供がどう多言語を習得していくかお楽しみに。

つづく

次回は、マルチリンガルのWHY④で「3. 本人の意志を確認してからでも遅くない?」からです。