朝のバタバタ通学準備の時間。
息子が、
「Today is so windy! 衣服扣起來!」
と着替えながらパパに言った。
地球人は驚き、
「こいつ、いま、北京語のボタンっていう名詞に起来ってつけて、動詞にしたよ!」
と興奮して言った。
「そうなの~!?すごいね!」
と言ってみたはいいものの、あまりすごさがわからなかった。
「俺、教えてないけどな~~」
と首を傾げながらの親バカぶり?!の地球人。
どうやら、扣子 kou zi=ボタンで、扣に起來をつけると『ボタンをかける』といった意味になるらしい。風が強そうだから、シャツのボタンをかけると自分で言ったのだ。
2014年1月以来、1年半ぶりに昔通っていた大学病院附属の保育園に再入園し、1ヶ月日本で過ごす予定の長男。
1日目は、保育園の前で10分行き渋り通行人からの見世物に。結局、ママは子供2人を抱えて階段を登るはめに。
2日目は、自分で階段を登ったものの、やはり、お別れ際に、ウエーン!!
3日目は、私の姿の前では泣かなかったけど、行ってしまったあとに少し泣いたらしい。
4日目の今日は大丈夫だった。
保育園では、英語や北京語も混ぜて話していると連絡帳に書いてあった。日本語もしっかり理解し、私には日本語で話す。
息子の北京語は、日々上達しているようで、Skypeで成長を見守るカナダのジジババも驚いている。最近は、文法の上達がめざましいようだ。
恥ずかしいので家族にはあまり言っていないが,私は1個目の大学3年間第二外国語で北京語選択だった。
普通2年で済むところを、単位を落としてしまって3年習った。(いわゆる持ち上がり科目。)
呼吸器の病気で入院していて1か月以上授業に出れなかったものの、出席が足りなかったわけではなく、単純にちんぷんかんぷんになってしまった。だから、今でも北京語は全然得意ではない。
なので、最低限も最低限の文法は知っているものの、まったく北京語表現が口をついて出てこない。
3年間、母ちゃんが机の上で渋々学んで、結婚して3年間台湾の親戚にたまに囲まれて聞き流してきた言語を、まだ3歳にもならないチビ地球人は、いとも簡単にペラペラ話している。あー、いつの間に追い抜かされたんだろう。最初からとても勝てるレースではなかったのだけど。