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NPO法人日本ウーマンプロジェクトの
毛利理恵です。
前回の記事「子どもがかわいいと思えない」の続きから
我が子が可愛いと思えない理由は、だいたい2つのどちらかです。
1つ目は、自分と似ているから。
要は、自分が嫌いなんです。
自分の嫌だと思っているところを我が子に見るとイライラするの。
2つ目は、親自身が、「〇〇だから、私には価値がある」と思い込んでいて、我が子がその〇〇をできないとイライラするの。
よくありがちなのは、
「私は勉強やったもん。なんで、この子はこんなにも勉強をやらないの!?」
「私は苦手なことも頑張ったもん。なんでこの子はやらないの!?」
ってやつね。
どちらにしても、我が子を可愛いと思えない理由は、親の自己肯定感の低さにあります。
どうしたら自分を好きになれますか?
あるママさんが言いました。
「子どもにイライラするのは、子どもが自分に似ているからという言葉に納得しました。
私は自分が嫌いです。どうしたら自分を好きになれますか?」
自分が嫌いで自己嫌悪に陥りやすい人は、これまでの人生がとても辛かったはずです。
辛い幼少期を送り、居場所が感じられず、孤独で、人生の中で苦しい思いをすることが幾度もあったと思います。
自分らしさが何なのかも分からなくなって、どうしたいかも分からなくて、自分を見失いがち。
だからこそ、
嫌いな自分をなんとかしたい。
ダメな自分をなんとかしたい。
今の状況から抜け出したい。
自分を変えたい。
…
好きな自分になりたい。
と、そう願うと思います。
でもね、嫌いな自分から抜け出すために自分を好きになる必要はありません。
好きにならなくても嫌いはやめれる
嫌いなものを好きになることは至難の業だと思うのです。
苦手なものを好きになるって難しくないですか?
私たちは、無理なことをしようとするから悩みます。
嫌いな自分を好きになることは、かなりハードルが高いので、まずは1つ目のステップとして、自分を嫌うのをやめることから始めてみませんか?
私たちは、無意識にたくさんのメッセージを自分に送っています。
自分が嫌いな自己嫌悪になりやすい人は、たくさんのマイナスのメッセージを送っています。
無意識に流れるマイナスの言葉を止める意識からスタートしてみよう。
新たに何かをする必要はないです。
今しているマイナスの思考習慣に気付いてやめるだけ。
ダメだししている自分に気付いたら、その思考を止めるの。
「大丈夫」「仕方ない」「今の精神状態の中でよくやってる」
そんなメッセージを自分にかけて。
自分を責めて追い込むことをまずはストップ!
それでは成長できない?
ダメな自分を認めていたら、どんどん自分がダメになっていく気がすると言う人がいます。
本当ですか?
自分責めをしていたら、向上していけるのでしょうか?
自分を責めてばかりいると、向上するどころか、どんどん自分をダメにしてしまいます。
ダメな自分から抜け出したかったら、自分にダメ出しすることをやめる!
これだけをまずは意識してみて。
どんな自分にもOKを。
自分のした行為が好ましくなかったとしても、それをしてしまった自分は許してあげて欲しいのです。
そんなときもあるよ。
誰にでも苦手はあるよ。
充分頑張ってるよ。
ってね。
苦しいときにかけてもらいたい言葉を自分にかけてあげて欲しい。
暗いトンネルの先に光が見えますように。
●自責をやめる