I saw "this is it" MJ Forever | タダのブログ:ネット内外からいろいろと

I saw "this is it" MJ Forever

あぁ、マイケルってスターだったんだな、て思う。それも他に類を見ない…KINGだったんだと思った、そんな映画。
全然50代に見えないステップに、体の動き、幅のある豊かな声。
彼からは死のにおいは全くしなかった。生命力に満ち溢れていた。
だからこそ、彼の死は受け入れられなかった。
時々、MJはもういないんだ、と思うと目元が凄く熱くなったけど。



コンサートでは伺うことのできない、多くの表情が見ることができた。
リハーサルでも真摯に楽曲に向かう姿勢は多くの感動を与えてくれた。

彼の奇抜な行動から、
平和や環境問題を訴えている彼が大金を無駄遣いしてたり借金を多く抱えてたり
幼児愛が強調されてたり、外見の変化が激しかったり
そんなところでMJは好奇の対象になってしまっていた。
それが悲しかったし、それに連れて、おおっぴらにMJが好きだという事を言えなくなってしまった。
「だって、マイケルって整形じゃん?」
って。

心無い言葉が彼の評価を不当に貶めていた

この映画を見て
やはりMJはスターだと思った。
彼の事を、尊敬し、彼と一緒の仕事が出来ることを誇りに思っているスタッフ。
上から下まで、全てのスタッフが彼を思い、そして彼もスタッフを思い、大切にし、やさしく、厳しく、謙虚に
MJは皆を愛していた。

彼の動き、場の空気、スタッフの視線、表情、一瞬も見過ごせなかった。
ずっと息をのんでスクリーンを見つめてた。
身動きが取れなかった。心の中では散々ビートを刻んで、MJの曲を口ずさみ続けてたのに。

全てが研ぎ澄まされていた。
今までMJが経験してきた全てが最高の状態で表現されていた。
スリラーの最新映像、新たなアレンジ、リミックスが加えられた楽曲の数々。
Smooth Cryminalも新しくアレンジされていた。演技うまくなったな、MJ
今聞いても古臭くなく、最近の流行の楽曲が薄っぺらく感じてしまうほど完成された楽曲。
MJは過去の人ではなく、常に自分の音を探しているミュージシャンだった。

最初に始まるwanna be startin' somethin'
You're A Vegetable…というフレーズも、嬉しくて切なくて懐かしくて
僕の少年時代には必ずといっていいほど、MJの曲があったと思う。
嬉しかったときも悲しかったときも
その思いがいっぱい溢れてきて心を満たした。
唾を飲み込むことすら忘れてて、時々無意識に飲み込んで咽返るほど、食い入るように見入っていた。
I can't stop loving youの相手役の女性の緊張感
ギターの子(オリアンティ・パナガリス Orianthi Panagaris)の格好よさ!!(めちゃ、惚れるワ)
彼女がBlack or whiteでMJと絡んだときは鳥肌モノだったな(ずっと鳥肌モノだったんだけど)
Billie JeanのMUのダンスを見つめるバックダンサーの笑顔と真剣な眼差し
MJの鼻歌で即興で音を合わせるキーボード、タフなドラムス

彼に出会って、いろんな人が変わるんだろうな。
みんな、彼と一緒に仕事が出来る喜びで満ちていた。

I'm starting with the man in the mirror
I'm asking him to change his ways
And no message could have been any clearer
If you wanna make the world a better place
Take a look at yourself, and then make a change!

それは、この映画を見た、僕たちも同じこと。
隣の席で、涙が止まらなかった中年のおばさんや、ロビーで騒ぎまくってた女子高生や、同じように一人で見てた同じ世代の男性や
みんなの心に何かが残ったはず。

久々に一人映画でしたが、じっくり堪能できました。
嫁には。一緒に行こうって言ってたのに、って散々怒られたけど。
…見たいと思ったら、我慢できなかったんだよね。
それに、、一人でじっくり見たかたったってのもあるし。
嫁はあんまりMJに思い入れ無いみたいだしさ。

This is not a movie but a documentary.
And this is a part of his history.
But I was impressed more than the movie .
Great seeing you,MJ!