『間人主義』の日本人 | HAPPYオフィシャルブログ 『三重県ヨガインストラクターHAPPYのHAPPY DAYS♪』〜三度の飯よりヨガが好き〜 Powered by Ameba

HAPPYオフィシャルブログ 『三重県ヨガインストラクターHAPPYのHAPPY DAYS♪』〜三度の飯よりヨガが好き〜 Powered by Ameba

波乗りやヨガ、環境、遊びなど興味をもった事を書き込んでいきます(^^)
しょーもないことをばかり書くので悪しからず(^_−)−☆

 西洋の文化は、すべてを個人の力と責任で成し遂げることに価値を置き、それには自己を律する強い自我が必要。西洋の「個人主義」は人に依存するよりも個々人が独立して社会を生き抜くことに価値を置く。

 それに対して日本人は、自己を他から独立した「個人」

ではなく、「間人」として捉えている。自分を他人と人との「間柄」に位置づけられた相対的な存在であると感じ、社会生活を自分一人での力で営むのは不可能だと感じている。自立ではなく、相互依存こそ人間の本態という価値観だと。この相互に信頼し助け合う価値観を「間人主義」という。これは、対人関係を自己の生存のための手段として捉える「個人主義」とは、対照的な価値観。


 日本人は主体性がないとか個人のアイデンティティが気薄だ、ということではなく、他者との相互主義に包摂するような関わりのなかで、個人個人が主体性を確立し、そこにアイデンティティを感じているのです。


 日本人は、「個人主義」でもなく、「集団主義」でもなく、「間人主義」の価値観に基づいて社会的や組織に関わっている。人間は互いに存在するし合って生きざるを得ないのだから、その関係を前提にして、自他を生かしていこうというのが、日本人の基本的価値観であり人間観であるといえます。

 そのためには、境界の感覚がきちんと拓かれている必要があります。


 人との境界に対して持つこうした日本人の独特の価値観においては、人間関係の中に溶け込めなかったり、対人関係のあつれきに悩まさせたり、人間関係の中で自己を見失う人も当然のことながら出てきます。対人関係にこそ無条件の生きがいや幸福感を見出す日本人にとって、対人関係の問題は、すなわち自己の価値そのものに直結する問題となるからです。

 西洋で生まれた心理学では、そのような人間関係の問題は、たとえば社会的にスキル遠身につけて解決しようと考えます。つまり個人としての自己を確立することが重視されるため、相手を尊重しながら自己を主張するといった、対等では独立した個と個の関係を目指すことに主眼が置かれている。勿論そのような技術を身につけることも、問題解決のための一助となるかもしれないが、日本人にとっては、本質は違うところにある。


 「間人主義」の考えに立てばむしろ、他者との間で自己の存在感や生きがいを見つけることが大事。「ありがとう」と言われるといった些細なことに喜びや生きがいを感じるのが日本人。


「ありがとう」「お疲れさま」といったいったちょっとした一言や、笑顔を見せてくれたというような小さな変化が何よりうれしく、そこにやりがいを見出す。それは、丁寧な態度となって現れるといったよい環境を生み出すことになる。


HAPPY 


#西洋と日本の違い

#価値観

#間人主義