こんばんは。

ヨーロッパ選手権と、全米選手権と、スケオタさんには忙しい期間でしたね。

以下、めっちゃくちゃ長いので興味のない方、そしてまだみてない方はスルーなさってくださいね。

女子だけ。



私はアメリカ女子の素晴らしいスケーターの中でも、アリサ・リウ、マライア・ベルが大好きです。
彼女たちを見ていると、これが競技だということを忘れてしまうほど彼女たちに夢中にさせられてしまいます。
ですが特に今回の大会は、競技ではなくそして、なんだかとてつもないものを見た、というのでは足らない、抱えきれないプレゼントを持ったまましばらくボーッと立ち尽くすような感覚でした。
全米選手権は毎年涙なしでは見られません。なぜか毎年誰かしら神演技をするし、その選手がラストにかけて他の大会では見られないほど、グワァーー!!とテンションが上がるような光景は五輪か全米でしか見られないんじゃないかと思います。

アリサはJGPFとは段違いに成長していた印象です。音の取り方一つとっても演技の引き締まり方が違います。彼女、とっても考え方が大人なんですよね。
私はよく、迷いそうなときや不安な時は、彼女だったらどうするかな?とアリサを思い浮かべてポジティブをお裾分けしてもらっています。
マライアは、両方とも神プロだと思っていましたが、まさかこんなに泣かされるとは思いませんでした。
世界の中でもここまで完成度の高い演技を作り上げられる人は少ないと思います。そして彼女のいつも素直な表情も。愛さずにはいられません。
ブレイディは、今季ブノワ・リショーさんからとても素敵なプログラムをプレゼントしてもらいましたが、本当に首の動きや指先まで、センスの光る演技でかけがえのない作品に仕上がってますよね。風格を感じます。
『ニュー・シネマ・パラダイス』なんて白黒の映画をみているようです。本当に素敵。


日頃ヨーロッパの滑りばかり見ているので、アメリカのオーラを放つ、ショーのようなパフォーマンスはとても刺激的でアメリカもやっぱり好きだなあと思いました。

そしてグレイシーおかえりなさい。あなたが見られて嬉しい。ずっと好き。
カレンも。自信を持って進んでほしい。実力はピカイチ。


ヨーロッパ選手権は落ち着いてましたね。
エテリさんとこの三人は世界選手権へのステップアップ、といった感じでした。三人ともお正月はきっちり休めたみたいです。
シェルバコワはとても安定しています。彼女はセカンドループを跳べるのでジャンプ構成の自由度が高く、これからもかなりの強みですよね。何より彼女の音楽性はずば抜けているので来季も本当に楽しみです。
トゥルソワは世界選手権までにトリプルアクセルをモノにしたいという強い意志を感じました。先輩ならできるはず。昨年のルーティンなら世界選手権はトゥルソワでは…?なんて妄想していますが妄想ではなくなるかもしれません。
コストルナヤは一番身長が伸びたようなので、大変な部分もあるでしょうがまとめてくるのは彼女の強いところでもあり、果てしない積み重ねの結果なんだなと思います。

というか日に日にシェルバコワが美しくなるので心臓が痛いです。

ヨーロッパ選手権はロシアの子を見る、というよりは、エストニアやジョージアやスイスや、普段はチェックしきれない選手もしっかりみられるのも嬉しいです。

◯なつみ◯