冬の青空と白い大船観音…と赤い地蔵コーン | 奈良大好き主婦日記☕

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鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp

 
 
晴天の日が続く関東地方、数本前のブログでは、
富士山の画像を何枚か取り上げました
 
今回は大船観音です
 
ある日のお昼過ぎ、近所の友人と大船観音に行きました

 

真っ白な大船観音が、ぬけるような青空に映えていました

 

 

 

 

大船観音は、大船駅の目と鼻の先にあります

↓大船駅西口を出て、川を渡ったらすぐに大船観音

 

…ですが、観音様は高台にいらっしゃるため、少々登らなくてはなりませんアセアセ

つまり、健康維持のためにも、おすすめの拝観場所ということになります

 

 

↓登り始めには、こんなコーンが!

実はこのコーン、最近寺社でたびたび見かけるようになりました

 

こんな記事も見つけました

 

 

 

これって、霊木化現仏の現代バージョンのようにも思えますね

↓「霊木化現仏」という考え方を示した、井上正さんの本

続 古佛 井上 正(著/文) - 法藏館

 

↓霊木化現仏の一例

image

 

 

 

あるいは、こんな感じの生木に彫られた仏像も連想しました

↓西村公朝作 榧の木不動像(京都 恵福寺)

 

 

おっと、入り口ですでに脱線してしまいましたが、

「霊木化現仏」みたいなコーン地蔵で作られた結界を越えて、

坂道を登ります

 

お寺の入り口の門が見えてきました

 

↓拝観料を払い、内部に入ると、今度は階段ですよ

観音さまが、「おいでおいで」しています

 

観音様、お久しぶりですニコニコ

 

 

↓観音さまの視線方向には、こんな風景が広がっています

鎌倉市大船から台・山崎という地名あたりが見えています

その向こうには海があるはずですが、ここからは見えません

 

 

大船観音は歴史的には古くありませんが、白さとふっくらと美しい表情がとても印象的です

青空に、輝く白さです(美肌)

 

 

背後に回ります

 

 

もしかすると、以前にも書いたかもしれないけど(忘れました)、

背後はやや汚れてますねえ(背中も洗いましょう)

 

観音の背中から内部に入ると、ここにもまた観音像が祀られています

 

その下にも、また観音さま(マトリョーシカみたいだわ)

 

大船観音像は、1929年に着工しましたが、戦争により一時中断し、

完成は1960年だそうです

戦後の昭和生まれの新しい観音さまです

新しいとはいえ、還暦を過ぎた年齢なのに、

あれほど白い肌とふっくらした頬を維持しているのは、うらやましい(ライバル視)

 

↓胎内には、製作途中と思われる画像が展示されていました

 

はいもう、美人

 

山の上に上半身のみあらわされる観音像なので、

娘が小さいころは、下半身が地面の中に隠れていると思っていたと思う

「夜中になると、歩き出す」といって、娘をからかっていたのを思い出します

 

 

 

んで、結局、観音さまにお参りした後は、

こんなクレープを食べましたとさ(いつものオチだ)

鎌倉芸術館の中にある、カフェです

最近、新しくオープンしたらしいです

 

 

この週末に、毎年正倉院に行く友人たちが、大船観音を見てから我が家に来る予定なのですが、

(前にもどこかに書いたとおり)その中に1人「キョーレツな雨女雨」がいるために、

その日だけ、予報が雪の結晶

 

毎日毎日、快晴でカラカラのお天気なのに、雨女には勝てないな、いや「雪女」か…
 
 
 
 
ブルー音符おまけむらさき音符
 
「霊木化現仏」という考え方を提唱した井上正さんの本2冊
(下の本は買いやすい値段です)