2011年5月14日の沖縄の地方紙「琉球新報」に、驚くような意見広告が出た。
これです。
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一見、左派の沖縄の米軍基地反対に対する意見広告だが、
左側の「トモダチ作戦」はいらない。
との文字が。
さらに、内容を読んで、唖然とした。
内容は、多くの命と生活を奪ってしまった今回の東日本大震災、そして、続く原発事故は安全性がいかに欺瞞に満ちたものなのかを語っている。
沖縄の米軍基地も県民の願いをくみ上げることなく押しつけられ続けている。
沖縄も軍事基地という核という危険にさらされている。
巨額の「思いやり予算」は米軍再編関連費に支えられた米軍の「トモダチ作戦」は、真の「良き隣人政策」と言えるものなのか。
沖縄米軍基地の固定化(辺野古への移設)、日米同盟への深化への布石ではないかと危惧。
沖縄、原発、民意を無視し続けた「国策」の誤りを正す責任を国民が問われているのではないか。
基地のない沖縄、軍隊や核抑止力、原発に頼らない平和な日本、安心して暮らせる社会へ・・・根本から問い直し、変えていきましょう。
経済成長がすべてではありません。
何よりも大切なのは命です。
とのこと。
非常に恐ろしい内容に感じました。
今回の震災と原発の問題を、国策と結びつけ、沖縄の基地問題を語っています。
そして、多くの命を助けた米軍にたいして「トモダチ作戦」はいらないと言っています。
東北の方々、是非是非、この広告を見ていただきたいと思います。
震災で亡くなられた命や、今、震災で困ってられる方、原発事故で苦しんでられる方を使って、
自分たちの主張をされています。
自分たちの主張を通すために、人の命までを使うのか?
沖縄の「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」という、「命がなによりも大切」という言葉を、
すり替え、犠牲になった命を利用したような意見広告に感じました。
また、意見広告を出しながら、明確に自分たちがどのような団体であるかも明かさない卑怯さ。
ただ、下部を見ると、社民党議員の山内徳信氏や服部良一氏(音楽家の服部氏ではない)、
共産系の伊波洋一氏、労働組合系の武健一氏などの並びを見ていると、
明らかに、社民党、社大党、共産党や労働組合の完全な左派の広告であることは間違いはない。
沖縄の基地や米軍、軍事や原発、憲法など反対する事は自由だと思うが、
今回の震災や原発事故と沖縄の基地問題を直接結びつけ、
亡くなった多くの命を利用して、このような意見広告を一般に出すということに怒りを覚えます。
自分たちの主張が正しいことだと胸をはるのであれば、
この広告を全国紙や東北の地方紙に掲載してもらいたいものだと思う。
今の共産党や労働組合、社会党などの左派の方々も現地でボランティア活動をされていることと思うが、
もし、米軍の「トモダチ作戦」が米軍のPR活動だと左派の方々が主張するのであれば、
左派の方々の行動も被災者を利用しいるPR活動なのかもしれません。
非常に恐ろしい方々だと思います。