古い一眼レフカメラ用レンズの一部から、放射線が出ているとの ウワサ? は以前からもあります。
放射線の原因、それは、レンズに練り込まれた 酸化トリウム のせい.....。
以前、アサヒ ペンタックス の代表レンズである スーパータクマー の一部から、放射線が出ている? なんて記事を書いた訳で.....。
今回は、私の所有する Canon FX に装着されている FL 50mm f1.8 は、どうなのか? をテーマに取り上げます。
このカメラを買ったのは、そう忘れもしない 2011年12月24日.....。
買ってみて、カビだらけのシャッタ幕に気を取られ過ぎた結果、このFLレンズが妙に黄色い事に、なかなか気付きませんでした。
「何か、この FL.....黄色いぞ!!.....」そう、後から気付いた訳で.....。
原発の事、スーパータクマーの一件で、放射能レンズを避けようと思えば思う程、寄ってくる 放射能レンズ....。
レンズ前面から。
普通にレンズを撮影すると、黄色い様な、茶色い様な色が写りません。
数十枚撮影して、いい感じに写りました。
レンズ後面からの撮影。
いい感じに写りました......。
このFLレンズの素性を知る為に Googleのキーワードは 「FL 50mm f1.8 放射能」。
出るわ、出るわの放射能関連記事.....。
以下に シリアルと レンズ前面 レンズ後面 の測定結果をまとめてみます。
レンズシリアル レンズ前面 レンズ後面
256*** 0.130μSv/h 1.060μSv/h
111*** 0.126μSv/h 0.944μSv/h
160*** 0.123μSv/h 0.915μSv/h
198*** 0.113μSv/h 0.970μSv/h
356*** 0.112μSv/h 0.954μSv/h
この FL 50mm f1.8 レンズに関しては、ほぼ例外無く放射線が出ている様です。
比較対照として、自然界での放射線量ですが....
屋外 0.04μSv/h (0.01から0.08μSv/h)
屋内 0.06μSv/h (0.02から0.12μSv/h)
だそうです。
私の FL 50mm f1.8 ですが、シリアルが 216381 なので、放射線が出ている事、まず間違い無いでしょう......。
まあ、この FLレンズに関しては
レンズ前面では 自然界の2倍程度
レンズ後面では 自然界の15倍程度
あまり放射線量も多くない為、心配は無いでしょう.....。
今回はここまでですが......
次回は、カメラのレンズとは関係なく、様々な放射線量について考えてみる事にします。
おまけ。
トリウムレンズがどれ程黄色くても、デジカメで普通に撮影した所で、レンズの黄色い色、写りません。
いかにレンズが黄色いか....上の方にあった黄色いレンズの写真1枚を撮るのに、ボツ写真を数十枚撮りました。
これ、黄色いの分かりますか?