もがき足掻いた、仰ぎ見る空の色、
半分くらいは灰色で、また汚れた水が降りそうで、
荷台にひしゃげたジャングルジム、
元の色はピンクと黄色、西のほうへ連れられてゆく、
どこか遠く、見たことのない廃棄の森で、
鉄は樹に生まれ変わって、やがて花まで咲かせばいいと、
空想ばかりさ、いつもそうだよ、そんなふうに生きてんだ、
どこもかしこもリアルは荒野ばかりに見える、
焼けた野原に生かされてんだ、理想が青くて何が悪い、
ロマンは残る最期の希望なんだから、
眠りながらそんなことを考えた、桟橋下のビキニのあの娘を思い出したり、
たぶん名前はシャーリーズ、そんなような気がするね、
もがき足掻いた、仰ぎ見る空の色、
半分くらいは灰色で、また汚れた水が降りそうで、
しばらくは慣れたソファに寝転がる、どうでもいいって決めてやる、
つまらないことばかり思うよ、相も変わらず、
眠るなかにロマンがあるなら、いつまでだって眠っていようか、
気付けば世界が燃え尽きてれば、
それでいいんだ、
悪くはないね、
それがいいんだ、
眠ってやるよ、
今日も僕はシャーリーズを想い出す、
今日も僕はシャーリーズを想い出す、