高千穂にて。 | 日本画いろは 川村愛

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福岡在住の日本画家 川村 愛 の【 ことのは帳 】です。
絵のこと。日々のこと。綴ってまいります。

今日のブラタモリは高千穂編でした。


その高千穂で3月〜5月に展覧会をします。




展示タイトルは考え中ですが、


昨年2月、アートセンターで行った


『あなたは光 そして影』の


いろんな意味合いのひとつとして


影=宮崎の山側=高千穂


というイメージが私の中にあります。


親戚がいるので、小さい頃よく遊びに行っていましたが、

天安河原や高千穂峡の岩の黒、

深い森の緑、

見えない谷川と

その横のくねくね道を通る時見えない山の上の空。

楽しい思い出の背景は暗くて黒い得体の知れない影でした。


改めて一昨年訪れて、

高千穂の神秘的な雰囲気は、

大地の力の成せる美しさにあると感じました。


影を翳と感じることのできる大人になったのでしょう。


なぜそこを人は目指したのか。


なぜ神が降りたと言われるのか。


その光と翳によって綴られた物語が


神話となって語り継がれ、


日本人の心の有り様の原点…


翳をも愛す、我々の美意識の源となった




大げさな言葉ですが、

そんなことを感じさせる美しい山里です。


展覧会については追って詳細お知らせします。


ブラタモリ高千穂編見て、

予習復習しといてください。