僕が子どものころ、ほしかった親になる。(幡野広志)



ガンで余命宣告されている30代の写真家のかたの、今はまだ幼い息子さんに宛てたラブレター、というか、遺書てきな、本。


Twitterで、人生相談を投稿しているのをみていて、一冊読んでみようかなあと、図書館で借りてきた。



このかた、息子さんが産まれて親になって、それから病気になって、でも、そのなかで、人として凄く成長したんだなーということが、よくわかる。私は結婚も出産もできなかったけど、子どもを持つって、こういうことかー。いいなあ。ちょっと羨ましくもある。




息子にはしあわせになってもらいたい、という願いがかなり強く文章にあらわれている。可愛い息子さんをのこして逝かねばならない、というのはつらいだろうな。とにかく悔いのないよう最善を尽くしているのがよくわかる。


幸せって何か。幸せってどういうことか。ということについて。こんな考え方もあるよって。