あなたが
今迄の全てを
含んだ あなたの事を
手放してしまうと そこには
何も無い空間が出現してしまいます。
あなたを
手放してしまうと
何もかもが無くなって
しまうのです。
けれど実際には
何もかもが無くなって
しまう訳では決して有りません。
何も無くなって
しまった後に残された
無垢で 純粋で 透明な
空間が ちゃんと在るのです。
そこには
何も無いのでは無くて
何も無さ自体が ちゃんと
立派に存在しているのです。
あなたが
悲観に暮れてしまうのは
何も無さまでしか見ていないからです。
あなたを
手放してしまった後
何も無い空間のままで
何も無い空間と向き合い
何も無い空間の事を ただ
素直に ただ正直に そのまま
受け容れてしまえば良いだけです。
そして今度は
あなたは その何も無い
生まれ立ての純粋な空間に
身を委ねてしまい任せてしまったら
良いだけなのです。
あなたが毎日の様に
あなた自身の事を手放して
しまうのと同時に
あなたの中に
生まれて来ている
何も無い純粋で無垢で
透明な空間と向き合い
受け容れてしまえば
それだけで あなたは
いつでも本物の あなたのままで
現実と向き合う事が出来てしまい
本物の
あなたのままで
現実に応えて行く事が
出来てしまっています。
その歩みは
今迄の あなたの
何倍もの実力を発揮してしまい
何倍もの成果を上げてしまう事まで
出来てしまいます。
それも何の
力も必要としないで
無力のままの あなたが
それまでには何処にも無かった
独自の道を探し出す事が出来て
しまうからです。
そして
折角 探し出せた
独自の道も たったの
一度切りで あっさりと
決別してしまい その場に
脱ぎ捨てて行きます。
何故ならば
明日も それを使えば
もう それは生まれ立ての
純粋で無垢な道では無くなって
しまっているからです。
昨日の
独自の道の焼き直しは
誰かの真似をしているのと
何ら変わりが無いからです。
毎日の様に
毎回の様に独自の
道を発見して行くには
昨日の独自の道は邪魔にしか
為らないからです。
あなたの中にも
あなたの外側にも
何も無くなってしまい
全てが手放されてしまっている時に
何も持たないままの
あなたが何かの中に足を踏み入れて
行く事は とても怖い事です。
だって
何のやり方も
何の手立ても
持っていないから
普通に考えたら何も
出来る訳が無いからです。
ところが違うのです。
何もかもを手放してしまい
何一つとして持ってなどいなくて
何も出来そうも無い あなたのままで
物事の中に入って行った時に
それまでには
使われる事など無かった
あなたの中に眠らされていた
豊かな感受性が目覚め始めてくれます。
何も持たないままで
物事の中に入って行く事が
恐くて仕方が無い感覚こそが
あなたの中の豊かな感受性が
働き始めている証拠なのです。
いつもの
あなたならば
そんな感受性など
踏み潰してしまい今迄の
古臭い やり方で物事の中へと
入って行き 通り一遍の事をやり遂げて
物事を やり遂げた気分に成り
怖さなど
消し去ってしまい
感受性に蓋をしてしまいます。
そこに
新しい発見や 独自の道など
生まれようが無いのです。
新しい歩み方や
あなた独自の道は
それまでの何もかもを
手放してしまった場所に在ります。
あなたの中の
弱くて 駄目で 情けなくて
何一つとして持ち合わせていない為に
何一つとして出来そうも無い感覚がしている
あなたの中の場所に 何処までも
正直に成り続けてしまい
眼の前の物事と向き合い
目の前の物事を一旦 そのまま
全部を飲み込んで仕舞うかのようにして
あなたの中へと受け容れてしまうのです。
あなたの中に
受け容れてしまわれた
物事から何かが感じられる様に
成ったら その感じたままに動いて
上げるだけで良いのです。
そこに
誰の真似でも無い
あなただけの独自の道が
生まれ始めて来ます。
その場所が
何の力も必要なく
独自の道が生まれる
あなたの中の黄金の土壌です。
何も持たず
何も無くて心細くて仕方が無い
感覚から 逃げ出したりせずに
その場所の事さえも
毎日の様に あなたが
受け容れてしまえれば良い
だけなのです。
それだけで
あっさりと あなたの
居やすい場所へと様変わり
してしまいますから
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
http://ningen-monogatari.com/sub15.html
大切な人と
大切な日々を生きる為に
自分の見つめ方を 学ぶ道
人間物語が贈る 「自分の心の育て方 講座」