早いもので本年の最終営業日となりました。

最後に今年を簡単に振り返ろうと思います。

 

まず、今年はなんといっても仕事が変わりました。

サイバーエージェントさんを辞め、スマートニュースにジョインしています。

 

何の因果かサイバーエージェントさんにお邪魔する機会は結構ありまして、

むしろ代理店部門の皆様との仕事はむしろ在籍時代よりも増えた気がしますw

 

辞めた理由も結構色んな人に聞かれるのですが、

簡単にいうと「居心地が良かったけど、居続ける理由も無かった」んですよね。

 

昨年の2018年は結構たいへんな年で、兼務の状態でとある部署を立て直しつつ

勝負どころのプロダクトをリリースするということをやりました。

 

ロールとしては1部署でPMとEMのピープルマネジメント部分を担った感じです。

もうひとつの兼務は株式会社AJAのプロダクト担当取締役なので、

こっちもEMとPMがロールです。

 

で、「いやーなかなかマゾいですなー」と思ってたんですが、しっかりが成果が

出る形で着地し、一緒に働いてた人が抜擢されて、表彰されて、お祝いして。

 

その様子を眺めながら、はっきりと

「2年後もこんな感じで働きたいのか?と聞かれたらNOだな」と思いました

「もう他の人の事は十分助けたし、そろそろ自分のキャリアに真剣に向き合おう」と。

 

2018年は大変だったんですが、それまでの資産と経験値で戦ってたので、

はっきり言ってしまって成長実感はなかったんですよね。

見慣れたゲームを、手慣れた攻略法でプレイしました。という感じで。

 

もう少し刺激を受ける環境で働かないと多分飽きるだろうという恐怖が

じわりとありました。

 

とはいえ居心地はいいのですぐに辞めると思ってませんでした。

 

何しろ転職は初めてなので、「一応話は聞くけど時間ないし、直接企業がオファー

してきたところだけ会おう」と思ってたら行ってみた先がエージェントだった。

みたいな事が複数回ありました。でも皆さん優しくてよかったです。

 

そこからたまたま飲みに行った前田さんに誘われて入社にいたりました。

スマートニュースを選んだ理由は前回書いたとおりです。

 

スマートニュース株式会社に入社しました。

 

入社してからは、お陰様で仕事が増え続けておりますw

ありがたいことです。

 

丁度会社の規模が大きくなりはじめ、マネージャーがキーになるサイズになってきました。

スケールする組織のチェンジマネジメントは私の得意分野のひとつですので、

その点でもしっかり会社に貢献していきたいと思います。

 

また、プロダクトとしても来年以降楽しみな仕込みが進行しています。

新しい価値を市場に届けるのが今から楽しみです。

 

それでは皆様、良いお年を!

 

 

北出さんに書けと言われた気がするので。

 

参照:プロダクトロードマップの考え方

https://note.mu/kosuke_kitade/n/naba9163bc989

 

 

北出さんのエントリーはよくまとまっていて過不足ありません。なので、

この考え方を実践するに当たってそれらのアイディアはどこから来るんでしょうか?

という事をちょっと書きます。

 

1.開発工数(小) x インパクト(小)

2.開発工数(中) x インパクト(小)

 

この領域のアイディア出しはすごくシンプルで、

私の場合は結論からいうと分析から出す事がほとんどです。

分析、といっても全く特別な事ではありません。

 

自分のプロダクトをビジネスモデルから、何種類かに分割し、

伸ばしどころを見つける作業です。

 

例えば売上を RPM x imps に分解して、ブレークダウンしていくのも1つ。

売上を既存客と新規客に分解してブレークダウンしていくのも1つ。

メニューでカットしたり、とにかくいろいろあります。

 

1についてはほぼ自社の分析だけで出てきます。

ほとんどのPMの人はスプリントを回しながら仕事をしていると思うのですが、

おおよその工数・インパクトが読めているアイディアを未消化で持っていて、

余裕がありそうな時に積むあれです。

 

これが枯れてると結構まずいですし、これが無いということはまず無いと思います。

 

2については何かとの比較で出てくる事が多いです。

 

それは当初の事業計画や想定数値だったり、競合のパフォーマンスだったりします。

または、当面の長期目標かもしれません。

多くの場合がテーマとして設定されて、いくつかの実装によって改善します。

 

このパフォーマンスギャップ分析の過程において、1や2のアイディアが

さらに出てくると思います。なので、1が枯れてるというのは分析をそもそもできてない

状態なので、やっぱり結構まずいし、あんまり無い事だと思います。

 

で、この1と2には共通点があります。

それは「既存の延長である」という点です。

 

既存事業の拡大の限界は、この1と2を真面目に検討すると出てくると思います。

 

私が「この事業って今の路線でどこまで伸びる?」と聞かれて即答できないときは、

たいていこの1と2を整理できていないときです。

 

3.開発工数(大) x インパクト(大)

 

さて、こいつです。

 

まずなんで3が必要かという事を北出さんの視点とちょっと違う感じに書くと、

1と2は既存の延長であって、いつかは成長が止まるからです。

 

路線を拡大しても、市場を足しても、顧客を変えても良いのですが、

プロダクトがある程度売上を作り、「簡単にできてすぐ業績が伸びる」アイディアが

枯れてきたら今と違う何かを用意しないと長期的に壁にあたります。

 

ここについては正直当たる事もあれば外れることもあるなーと感じています。

 

ただ、見込み客のリストが無い限り売れる事は無いので、

自分のアイディアを検証するために見込み客のリストを作ることをおすすめします。

 

「個社の要望から作るな」「営業の個人的意見から作るな」というのも、

それも要するに見込み客の「リスト」にはならないからです。

 

私も正直見込み客のリストを甘読みで走った時は大体、爆死していますw

 

リストがあってそこからの確度はそれこそ何%を求めるかと速度の世界なので、

時々の事情によって判断して、必ず振り返って血肉にすると良いと思います。

 

ここの領域、再現性のある仕組みがあったら私も知りたいので

教えてください。ごはんなどで。

 

 

正確には7/1で付けで入社しましたので既に1ヶ月が経過しました。

 

隠していたわけではなかったのですが、実際に入って業務をやってみて、

感じている事を書いたほうが良いかもと思いまして、入社1ヶ月エントリーです。

 

スマートニュース入社に当たって期待した事

 

近しい人には「行くなら小さい会社に行きたい」と言っていたのでスマートニュースを選んだと

告げた時には少なからず驚いた人もいました。

 

理由も結構聞かれたのですが、私がマネジメントをするに当たって挑戦したいと思っていた事

がそのまま入社理由につながっています。すなわち、

 

1.日本語話者だけに限定せずにエンジニア、MLエンジニア、DSを採用してチームを作りたい

 

2.JDを定義して採用するスタイルに変えたい。ついでにPMロール、EMロールをちゃんと確立したい。

 

3.学びに貪欲な人と働いて刺激を受ける環境にいたい

 

4.Squadに代表されるように、組織構造から椅子職人の悲劇を排除する、モダンなチーム運営に変えたい

 

で、これら全てが実現しているのがスマートニュースでした。

こう書くと後付けに見えると思うのですが、本当の話です。

 

リスクをもっととって、もっと小さなスタートアップというのももちろんひとつの道では

ありましたし、前職に不満はありませんでした。

 

ただ、どれだけ説明してもイマイチ通じない事のあったこれらの事を「実践している会社」

というのは僕にとっては、やはり魅力的でした。

 

スマートニュースに入社して感じている事

 

事前の期待は、期待通りかそれ以上に叶えられています。

優秀な仲間が多く、全ての部署が協力して純粋にコトに向かう雰囲気で働くのは

気持ちが良いし、楽しい事です。

 

また、グローバル化でいうと事前の期待よりも遥かに進んでいて、

国境を気にしていないかのような、無国籍企業というたとえがしっくりきます

(しっかり日本法人ですが)。

 

そもそもサンフランシスコ、上海、東京に拠点があって適切な人材を採用するのに

適切な場所で採用しようという姿勢もそうですし、ベストプラクティスを学ぶにあたって、

まるで国境が無いように感じるくらい世界中の企業とコンタクトを取ることを

厭わない会社です。

 

「英語がしゃべれないとダメだ!」「これからはグローバルだ!」ではなく、

「まあ、日本語は喋れなくても良いんじゃない?」「この点は一番進んでるのは

中国なんじゃない?」というべき論で考えていたらグローバルになっている、

という雰囲気でしょうか。

 

必然、日本語話者以外もたくさん入社してきますので、私のチームでは

日本語、英語、中国語で会話がされているのが日常風景になっています。

スペイン語やフランス語の会話が始まる日もそう遠くは無いのではないでしょうか。

 

また先日の記事にもYoulinさんについて上がっていましたが、

あるべきベストプラクティスについて「実践者」が入社してくる、

というもスマートニュースならではのダイナミックなところです。

 

こうなってくると、「俺の強みは一体何なんだ?」という事を改めて考える良い機会になります。

 

彼にはこの点については一生かなわないだろうけど、この点なら私は貢献できる、

という環境は非常に刺激を受ける良い環境です。

 

すごい速度で走っている最中なので、この環境がまだしばらくは

スケールが変わりながら続くだろうというふうに感じています。

 

転職のお祝いだと思って飲みに行ってくださいw

 

元々入社1ヶ月はキャッチアップに必死でそんな余裕ないだろうと思っていたのですが、

やめる際に「また飲みましょう」というお約束をした人や、改めて情報交換など

お願いしたい人達にご連絡をし始めています。

 

皆様、転職のお祝いだと思って私からのお誘いに気軽に応じていただけたら幸いですw

 

また、スマートニュースについて聞いてみたいという方も、ぜひお声がけ下さい。

私の超少ない経験からしかお話できませんが、きっと職業的な好奇心が

くすぐられる環境である片鱗を感じていただけると思います。

 

というわけで入社1ヶ月後エントリーでした。

 

これから成果を出していって、それもご報告できるようにがんばります!