西方音楽祭 チェンバロ、クラヴィコード、小型オルガンのワークショップ | 西方音楽館のブログ

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館長と副館長が西方音楽館の魅力をお伝えします

西方音楽祭のお知らせの続きです。
4月16日13:00~15:00 馬酔木(あしび)の蔵にて
ワークショップ。
チェンバロ、クラヴィコード、小型パイプオルガンを弾いてみましょう!
百聞は一見にしかず。
自分の耳で確かめながら、自分の指で弾いてみるのは、
何億聞以上の価値があります。
コンサートで聴いても、機器を通して聴いても、ピンとこなかったのに、
弾いてみたら、魅力にはまってしまいました。

●クラヴィコード
J.S.バッハも、その息子も、クラヴィコードを愛していました。
カンタービレの奏法を学ぶのにこれ以上の楽器はありません。
指先の繊細さ、良い耳が養われます。
狭く、美しく響く空間でないと、この楽器の良さは十分には発揮できないのですが、木造漆喰の馬酔木の蔵は、ぴったりの空間です。

●チェンバロ
古楽では、おなじみの楽器になりました。
音大のピアノ科で身につけてしまったピアノ指では、味わい深い演奏が出来ません。ピアノ指の指先を、いくつにも分割して、力ではなく微妙な動きで音色を変えていく、そんな弾き方をチェンバロで試みると、ピアノの弾き方が断然素敵になります。
また、均一な奏法を身につけてしまったピアノ指とって、古楽の均一でない音の連なりは、解釈の新しい視野を拓くでしょう。

●小型パイプオルガン
西方音楽館 馬酔木の蔵に設置されているオルガンは、1段手鍵盤だけの小さなオルガンです。でも、音色を変えるストップが豊富なので、素朴な小さな音から、大オルガンに匹敵する輝かしい音まで出ます。
小さなオルガンの良さは、指の微妙なタッチの変化、僅かな音の長さの調節で、細やかに表情がつけられることです。

J.S.バッハ以前に、素敵な鍵盤音楽は膨大にあります。
その扉を開けて、過去の世界の遺産を知ると、バッハ以後の音楽を違った角度から見直すことができます。
さらに豊かな音楽人生が開けることでしょう。

指導者は横山博。
体験は定員10名(小学生以上)
聴講もOK
西方音楽祭コンサートチケットをお持ちの方は1,000円。お持ちで無い方は1,500円、要予約。