番組タイトルが、みんな柔らかくなっているね | 放送作家 西川栄二のブログ

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今さあ、「けんじゃの寄り道」って番組を放送していて、

「なんだ、なんだ?」と思って見てみたら

アニメ映画「大雪海のカイナ ほしのけんじゃ」の

公開を記念して、

その製作現場に侵入する…みたいな番組だった。

 

僕がなぜ「なんだ、なんだ?」って

思ったかというと、

「けんじゃの寄り道」って言う番組タイトルが

「やけに固いなあ」と思ったから。

 

一昔前なら「カノッサの屈辱」みたいな

固いタイトルの番組もいろいろあったはずだけど、

今や、こうした固いタイトルの番組が

絶滅の危機に瀕している。

 

今日のラテ欄を見ても

「有吉くんの正直さんぽ」「オドオド×ハラハラ」

「博士ちゃん」「ブラタモリ」「突撃!カネオくん」

…比較的最近始まった番組は、皆タイトルが

柔らかいもんね。

 

ターゲットがより女性になっていて、

見ていてより面倒くさくない番組を好む傾向にある…

ってことなんだろうけど、

その昔、シティボーイズが主演する

「賢者の買い物」って通販番組の

企画書を書いた(書かされた(笑))僕としては、

なんだか隔世の感があります。