忙しい人には、記号で覚えてもらおう | 放送作家 西川栄二のブログ

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放送作家でお笑い学校校長の西川栄二のブログ

某タレントのマネージャーさんから、

新入社員に飲み会で話をしてほしいと

言われた。

 

でね、

飲み会がいつになるかわからないので(笑)、

思っていることを書きます。

 

会社の社長さん、売れてるタレント、

引っ張りだこのプロデューサーなど、

偉い人は忙しい。

 

で、忙しい人は、1週間の間に

会う人が100人も200人もいるから

他人を記号でしか覚えない。

 

「高校時代、甲子園に出たことがある

元野球少年」とか

「映画を1年間に150本も見る

無類の映画好き」とか

「ほぼ毎日ラーメンを食べてる

ラーメン情報通」とか…そんな感じ。

 

そして元高校球児とは、

自分が気になる野球の話の

相手をしてもらい、

映画好きには、気になってる映画の

感想を聞いて参考にするし、

ラーメン通には

「今週、美味しかったお店は?」

そんな質問をする…と

それぞれに役割りが生まれるわけです。

 

じゃあ得意な分野がない人はどうするか?

 

「物凄くサービス精神旺盛」とか

「頑張り屋さん」とか、そういう印象を

植え付けるのです。

 

「そんなキャラで覚えてもらったら、

あとあと大変じゃないか?」と思うかもしれなけど

「サービス精神旺盛」も「頑張り屋さん」も

続けていれば、していることが癖になるから、

そんなにつらくなくなるはず。

ちょっとづつ手を抜けばいいしね(笑)。

 

例えば放送作家の新人の子が

書いてる原稿のクオリティだけで

ディレクターやプロデューサーに認めてもらうのは

至難の業で、実力が付くまでは

小さなプラスを積み重ねていく方が楽。

 

「お菓子を買って、会議で配ろう」とか

「花を買って、会社に飾ろう」とか

「今、女子高生に人気の商品を

リサーチして、教えてあげよう」とか

仕事の評価を加点法で考えると、

気が楽になるし、

上手くいく可能性がうんと高まると思います。

頑張ってください。