2017年12月2日。

西山32歳最後の日。

毎月ひそかに実施している勉強会が実施されました。

6時間西山の考えにどっぷりつかれる勉強会。

12,000円というなかなか高額なセミナーです。

ただ、知ってる人は知ってると思いますが、

半額の6,000円は、私が出張に行って身体を診てる長距離陸上選手に特有の原因不明と言われている症状「足が抜ける症状」で悩んでる学生さんの為に使われます。

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だから、
受講者も学びながらその学生達の為に、社会貢献できるというなんとも画期的な勉強会。

そんな勉強会の最初の1時間は、いつも復習や質問コーナー。

そこで、出た質問が、
西山のルーツの話が聞きたいとのこと。

変わった人が集まってるでしょ?笑

ですので、最初に西山のルーツというか、西山の考えてることをお伝えしますね。
興味ない人はすっ飛ばしてください!

●西山は、ヒトに興味がある
これはもしかすると、小学生の時に親から人体模型展なるものに連れていってもらったからなのかもしれません。

●西山は、単位をどんどん小さくしたり大きくしたりして考えるクセがある
宇宙まで広げてみたり、量子まで小さくしてみたり。
その中でたくさんの共通点を見つけた結果、
「な〜んだ。全部同じじゃん。」というところにたどり着き、学ぶのをやめている最中。笑

●西山は、何故が大好き
多くの人は、解剖をそのままそっくり覚える。でも、西山は、何故そういう解剖になったのかを考える。
何故脛骨粗面に付着したのか。
何故この筋は、こういう形になったのか。などなど。


●西山は、覚えない。いや、覚えられない。
西山の記憶力は、半端ない。あっ、覚えられない方で半端ない。すぐに忘れる。なんでも忘れる。だから、学び方を変えて、頭の中で考え出すという方法に変えた。

●西山は、過去の情報は捨てる。
過去ではなく、今を生きる。だから、「今ここ」を大切にする。この過去、現在、未来の考え方を大切にしている。

●西山は、記憶力が悪いから、覚えるのを辞めた。
大切なのは、スピードラーニング。だから、意識下で処理することを辞めた。だって、無意識の方が処理能力が断然高いんだもん照れ
だから、インプットする情報量を膨大にしてきた。速読とかと一緒ですね。
あとは、触って記憶する方法に変えた。理学療法士はヒトの身体を触る。だから、触って全ての情報を引き出せるように訓練してきた。それが弊害となって、触るまで何も思い出せない…ガーン
その代わり、一度触ったら膨大な量の情報量が脳内をあっちゃこっちゃ行き来する。それが西山の頭の中。

そんな西山のルーツ?頭の中でした。

ここからが本番。

評価(つなげ方)について。

アライメント、筋緊張など評価するけど、その目的って考えてますか?

①骨のアライメント
例えば背臥位での骨のアライメントが外反だった。
なんで外反したんだろう?
(この外反した理由をあらゆる方面から考えていく。そこにベクトルやモーメントの考え方が必須になる)

ちなみに、西山独自の考え方では、
骨のアライメントは、過去の情報(パターン)収集。
長年時間かけて骨や関節が変形しながら外反してきたので。
これ結構重要なポイント。
骨のアライメントを西山が診るのは、
過去の身体の使い方を探る為。

②筋緊張
筋緊張はリアルタイムで更新され続けているので、現在の情報。

これら2つの過去の情報と現在の情報を比較していくと、疾患や受傷、手術後から変化している部位が見つけやすい。

厳密に話すと、セラピストが介入(刺激を入れた)時点で、
患者さんの身体は変わる。

例えば、白衣を見ただけでピシッと姿勢を正す高齢者。
だから、その時の身体では痛みがなくなる人も多い。
ということは、緊張が高まっている時は痛みが出にくいのではないか…などなど予測がいくらでも立てられる。

だから、人の身体を触るという行為は、刺激量がものすごく多いということを知るべき。
アライメントを確かめてる最中でも、患者さんの身体は刻一刻と変化している。
それに気がつければ最高ダゼーニヤリ

そしてそして、さらに大切なことが、時間軸の話。

【いつ】というのが、身体を診ていく上で大切になる。
でも、その【いつ】というタイミングを重要視していない理学療法士がものすごく多い。
タイミングが大切だと思っていても、ものすごく大雑把。

立脚期にとか、
側屈時にとか。

細かく細かく。できるだけ細かく。


そういえば、右脳と左脳の話もしましたね。

右脳:感覚、女性脳
左脳:理屈、男性脳

これは多くの人が知ってるけど、そこから先を知りたくないですか?

左脳には、言語を司る機能があったり、記憶、字を書いたり、計算したりといった機能があります。

右脳には、空間把握や身体認識などがあります。

これからわかることがあります。

左脳は、考える脳だということ。
そして、
右脳は、感じる脳だということ。

ということは、
過去、現在、未来を当てはめることができますね。

過去は…考えないと思い出せないし全部記憶ですよね。

現在は…今、感じ続けているはず。

未来は…過去の出来事から、今起こっていることを比べて予測していく。だから考えないと未来は描けません。

ということから、

左脳は、過去と未来。

右脳は、現在。

この関係性で興味深いデータがありまして、

脳卒中(脳梗塞や脳出血)などで、右の脳が障害されたら、症状は左半身に麻痺や感覚障害や空間把握能力の障害が出てしまいます。

左の脳が障害されると、症状は右半身に麻痺や感覚障害、言語障害などが出てしまいます。

脳が支配している身体って、クロスしているということは、もちろん知ってるかと思います。

その左の脳が障害され、右半身麻痺になった方と、
右の脳が障害され、左半身麻痺になった方とで、
うつ病の発症率に差が出るみたいなんです。

どちらの脳が障害されたほうが、うつ病にかかりやすいでしょうか?

左脳が障害された方?

右脳が障害された方?

正解は…

左脳が障害された方。
つまり、
右半身麻痺となってしまった方。

なぜでしょうね?

ここからは、私の持論です。

左の脳が障害されてしまうと、右の脳の活動がどうしても高まってしまいます。

右の脳って…現在でしたよね?

だから、現在の情報ばかりに目がいってしまい、過去や未来を想像する能力が著しく低下してしまう。

その結果、現在の悪い状況だけを拾い集めて、深い深い闇に入ってしまう。

そんな小ネタもはさみながら、

脳の勉強が苦手な人は、
片マヒなどの症状から逆算して勉強してみてください。
右片麻痺になると、失語となるということは、言語中枢は左脳にあるんだと。

そんなこんなを話してたらあっという間に時間は経つもので…。

人間は出来るだけ楽をしたいから、どんどん文明を発展させたということは知っておかなければいけない。

では、反対の楽じゃないとはどういうことか?

- 動く

- 考える

- 労力する

つまり遠心的ですね。脳から筋への一方通行。

では、楽とは?

- 最小限ATP

- 動かない

- 何もしない

- 力を使わない

まずは感覚ありきということ。感覚に対して反応するということが楽。

これは、求心的。感覚をとりいれることが優先事項なので。

だから、基本的に静的アライメントは、感覚をとりいれる為の戦略であることが多い。

実技はここから

- 感覚入力の仕方

- 評価から感覚を入れるべきとこを見つけて練習しよう。

- 今回感覚を入れた箇所は、感覚を欲しがってる箇所。

この辺は、実際に受講してもらわないとわからないですよね。

とか言いつつセミナー受講を勧めるのは好きではないので、ここでも公開しちゃいます!ウインク


背臥位のアライメントを大切にしています。
静的なアライメントを見れなければ、動作分析など到底無理なので。

背臥位のアライメントを見れば、大概の歩行など予測できるようになりますしねニヤリ

だから、歩行分析もちょちょっとすませます。

そんな背臥位のアライメントを診て、感覚を欲しがっている箇所を見つけていく。今回は下腿の外旋での感覚を欲していた。
そこで、下腿一箇所へ感覚入力を受講生がしてみる。

ただそれだけ。

実際に触った受講生ももちろん半信半疑。

ただ、その後の歩行時の代償動作ほとんど無くなるんですよね〜爆笑

効果も持続するのは、入力された感覚は自分自身で入力を変えるのは難しいからだと思います。

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