Arlyさん フォトテクニックデジタル 2月号掲載 | yonmo's blog

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趣味の写真に関する記録。更新は不定期。

フォトテクニックデジタルの2月号にArlyさんの写真を掲載していただきました。




フォトテクニックデジタル 2016 2月号 読者投稿ギャラリー 佳作

Lonely Night





撮影は昨年のクリスマスシーズンです。今年から東京を拠点に活動を始められたArlyさんですが、これは、2回くらい前の東京遠征時のリクエスト撮影です。

選者の河野先生のコメント
”光と目のキャッチライトが美しい、上品な仕上がりの作品ですね。明瞭度を下げているのでしょうか?”

クリスマスシーズンの新宿でしたので、イルミネーションとの絡みは撮ろうと考えていました。実際、この場所で撮られた写真を何枚かTwitterのTL上でもお見かけしましたね。最初はストロボ+ディフューザーで撮ったりしてましたが、結局地明かりへ変更。また、開放絞りでイルミの玉ボケを出したかったので、ズームレンズから50mm F1.4の単焦点へ。

現像、レタッチも結構しています。
1. 右手に無駄なスペースがあったのでトリミング。
2. 瞳のキャッチライトは、これだけイルミに顔を近づけているので、当然入るのですが、ここではそれを強調する処理をしました、
 瞳を選択してハイライトとホワイトのレベルを上げ気味、明瞭度とシャープネスも上げ目です。

河野先生のコメント
”こういう光源ではややムラになりやすい肌の描写が柔らかく滑らかに表現されています。”

うれしいコメントです。ポートレートでは肌の処理が一番その人の個性が出るところだと思います。始めた頃(昨年ですが。。)は明瞭度を下げることしか知らなかったんですが、最近は明瞭度は使わず、もっぱらアドインのフィルターを用います。あるいはノイズ低減。しかし、これもまだまだ模索中です。

河野先生のコメント
”人物の奥と向かって左端のブルーとマゼンタの光はフレームアウトして、同一光源でトーンを整えた方がより落ち着きのある上品な仕上がりになったと思います。”

やはり写真は引き算なんですね~。肝に銘じておきます。


ここでのArlyさんは、ポースを変えたり、イルミとの距離を変えたりしながら、その都度絵を確認して、また、違う絵をトライする。といった具合に、結構な時間ここで粘っていたのを思い出します。

地明かりで顔を照らし出すくらいの距離にするために、生垣にぴったりと寄り添うので、茶色の毛糸のセーターには、枯葉がびっちりくっついてました。これもレタッチで取り除きました。

実はこの写真には、別の裏話もあるのですが、それは僕とArlyさんの心の中に留めておきます。

先月のumeさんの素晴らしいキラーショットで優秀賞を獲得したArlyさん、今月はもう一つの念願叶って、”撮影会の女神さま” で見開き2ページ掲載。となり、そこに少しでも花を添えられたことが一番嬉しいです。

Arlyさん、選者の河野先生、そして、いつもたくさんの刺激をくださるカメラマンさん、モデルさん、ありがとうございました。