ご機嫌いかがですか? inouです。
少し前に面白い記事を読んだので、ご紹介を。
皮膚には目の網膜と同じように、光の色をとらえるタンパク質「オプシン」と光の明暗を感じるタンパク質「ロドプシン」があるということがわかっています。
このオプシンが、光(可視光線)の三原色である「赤、緑、青」をとらえ、それらの色のかけあわせにより、さまざまな色を識別しています。
さらに皮膚は、人の目では見ることのできない(不可視光線)の紫外線や赤外線まで感じることができます。
これは、日焼けで肌が茶色く反応することからもわかるとおり、神経や脳を介さずに表皮細胞のレベルで感じ、情報処理しているとの実験データもあります。
皮膚の光の色に対する実験では、壊れた角層バリアを「赤い光」には回復を速める効果があり、「青い光」では遅れるという結果もあるそうです。
さらに「青い光」は、ニキビの原因である菌の増殖を防ぐという報告もあり、色によって皮膚にもたらす影響も徐々にわかってきたそうです。
と、いうことで、
明るい色で美肌対策を!
熟していないトマトを白、赤、黒の布に包んで経過を観察するという実験があるそうですが、
結論を先に言ってしまうと、白い布ではトマトが通常どおりに熟したのに対し、赤い布では醗酵するほどに熟し、そして黒い布では、トマトが緑のまましぼんで枯れてしまったとのこと。
これは、白は太陽光の反射率がまんべんなく高くて光を通しやすく、逆に黒は吸収して遮断してしまったため、さらに赤については、波長の長い赤い光によって熟成が早められたと推察されるんだそうですね。
そう考えると、過去にあった「赤パン健康法」といった、「赤い下着や服を身に着けるとパワーが湧いてくる」という説や、「黒い服ばかりを着ていると老化が早まる」などといわれていたことが、色彩心理学だけでなく皮膚科学上でも、真実味があるのではないかと思いますよね。
やはり美肌をめざすならダーク系の服ばかりではなく、明るい色を着た方がいいようです。
おまけにもうひとつ。
色彩心理学の観点から美容に関する情報を(^^)
人は、ピンク色を見ると女性ホルモンの分泌が活発になるといわれており、薄毛に悩んでる男性なんかにも、特に良いのかもしれません。
ぜひ、身の回りのものからピンクで揃えてみたらいかがでしょうか。笑
それにしても「色」いうのは、奥深い(^^)