全日本モトクロス選手権第5戦 東北大会 藤沢 | モトクロスがある生活

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1989年生まれの河村広志が日々の日常とモトクロスがある生活を赤裸々に綴ります。

第三戦の広島から、第四戦のSUGOをお休みを挟んでからの今大会でした。

 

予選日 20位

 

身体がかたくならないように楽に走っていたら、フロントタイヤに異変を感じました。

たちまちコーナーの進入が思うようにいかずに転倒。

バイクが加速に対して付いてこず、ブレーキを引きずっているような感覚を覚えたのですぐピットイン。

なんとか走れる状態だったのと、ちょうどラストラップになったので、無理せずゆっくり一周してフィニッシュ。

 

ピットに戻って見てみたら、フロントタイヤのパンクでした。

 

前回の広島でパンクした時と感じが違ったことに驚き。

 

広島のコースはハードパックで、パンクしたら「ズバッズバッ」とフロントが切れ込み、すごく滑る感覚。

藤沢のコースは真逆のサンドで、パンクしたら滑るというより進まない感覚。

 

普段、まったく意識をしていないけど、かたい路面とやわらかい路面では全然違う走り方をしているんだなぁと気付かされました。

 

 

 

藤沢はとても良いコースで好きだけど、毎年この時期なので、雨or灼熱のどっちに転んでもアンハッピーになる事必至なレース。

ただ今年は違いました。

降り続いた雨でコースは程よい湿り気を帯び、決勝日は分厚い雲に覆われながらも雨は降らないという、僕の藤沢史上類をみないほどの好条件。

 

ただし、柔らかい路面でコースはボッコボコ。どこに逃げてもギャップだらけ。ギャップが終わったと思えば深い深いワダチ。

かなり体力を吸い取られました。

 

 

ヒート1 19位 

 

ヘルメットを河合さんに預けっぱなしで、選手紹介の直前に受け取りに行き、慌てて溝に足を落とした直後のテヘペロな私(30歳なりたて)。

 

 

 

藤沢はヒート1のサイティングラップ前に選手紹介があります。お客さん沢山いてテンション上がる。

 

 

レースはラスト3周あたりまで沼田さんの前を走ることが出来たけど、あえなく抜かれました。

ラスト2周、BELLヘルメットの中で、きっと普段は人前で見せない(見せられない)程の必死の形相や、普段なかなか口から発する事のない呻き声を上げながら、とにかく必死で沼田さんを追いかけました。

しかし追いつかず19位。

沼田さんは今回の大会で本当の本当に引退なさるという事で、最後にこうして一緒にレース出来てとても光栄でした。

 

 

 

ヒート2 18位

 

ヒート1が終わり、ピットに戻った直後「またこれもう一回やんのか…。」とつぶやいてしまう程疲労困憊してしまいました。

大方の予想通り、あっという間に一人でグダグタのレースになってしまいました。

 

ワダチもご覧のありさま。

 

速く上手く抜けられるのは最初の方だけ。

体力がなくなってきた終盤なんかは、進入の度に”南無三っ!”的な思考でアクセルを捻ってました。

 

しかしながら、ヒート1とヒート2共に、こうしたコース各所の”心がくじけちゃうポイント”の後くらいに、必ず大声を上げて応援をしてくれる方々がいらっしゃいました。

 

そのお陰で完走できたといっても過言ではありません。本当にありがとうございました。

 

そして今回もお写真はすべて楠堂さんから頂きました。いつもありがとうございます。

 

次戦は8月のインターバル後の9月 奈良県 名阪スポーツランドです。

一番近い全日本会場なので、ほぼ地元といえます。

 

次戦も精一杯頑張ります。