2019年シーズン終了! | モトクロスがある生活

モトクロスがある生活

1989年生まれの河村広志が日々の日常とモトクロスがある生活を赤裸々に綴ります。

2019年全日本モトクロス選手権 最終戦からもう1か月以上経ち、今年ももう終わろうとしております。

今年はIA1クラスに出場し、ランキングは28位で終了しました。

 

とりあえず大きな怪我無く終えることが出来ました。ほっ…

 

今年も全国各地でたくさんの方から応援して頂いたお陰で走り切ることが出来ましたよ。

 

 

いつレースを辞めるか決めていたわけではありませんが、今の現状、僕の気持ちを総合的に考えた結果、フル参戦はもうしんどいなという結論に至りました。

 

 

モトクロスライダーは色んな形でレースに参戦しています。

チームに所属し、チームとレースを共にする人。

メカニックからライダーまで全部ひとりでこなす人。

家族でレースを転戦する人。

 

うちはずっと父と一緒でした。

 

きっと父は僕がまだレースに出たいと言えば協力してくれると思います。

 

が、レースに出る僕のモチベーションがもう限界に達していました。

 

色んな理由でバイクを降りるライダーがいる中で、大きな怪我も無く、円満にレース活動を終えることが出来るのはある意味幸せなことかもしれません。

 

ただ、この歳になっても父と全国各地へ行ったり、共通の会話が出来たっていうのは嬉しい事。

もし、こどもを授かったら、そんな風になれたらいいなとさえ思います。

 

高校生の頃、一度は辛くて辞めたモトクロスをまた再開して、それなりに頑張って、なんとか国際A級になり、最高峰のIA1クラスに出場した。

上位を争うようなライダーにはなれなかったけど、こんなところまで来られるとは思ってなかったなぁ。

 

 

最終戦が終わった後、こんな僕でも何かがぽっかりと抜けた感覚がありました。

 

今後何をしよう。

 

いまだに答えは出ていませんが、ダートバイクライフを楽しみたい人、ダートバイクに乗ってみたい人に協力が出来るような活動をしていきたいと思っています。

 

幸い僕の周りにいる人たちはそういう事に関して非常に協力的な人たちばかりなので、積極的に巻き込んで、巻き込まれていきます。

 

 

先日、ゆとりカップに遊びに行きました。

 

MFJの選手権。

「選手権はハードルがちょっと高い…」という方向けの草レース ダートバイクプラス。

「いやダープラカップでもハードル高ぇよ怖ぇよ…」という方に向けたゆとりカップがあるんです。

 

まさに初めてレースに出たいという人にうってつけの大会。

 

去年のゆとりカップの様子を見てて

「主催側がいくらゆとりも持ってと言っても、レースになると皆ゆとり無くなっちゃうよなー」

と思ってはいたんだけど、今年のゆとりカップを見てて思いました。

 

レースってそういうもんだと。

 

 

レースってゆとり持てなくなるんですよ。緊張していっぱいっぱいになるんですよ。

 

 

だけどそれがレースなんです。

 

ゆとりカップはそんな本物の「レース」を体験できる。

これってめちゃくちゃ素晴らしい事。

 

 

レースは練習では絶対に体験できない。

 

だけどレースには出てみたい。でも失敗するかもしれない。怖い。っていう人の背中をちょっと押してくれる。

 

主催の二人ががあれだけ口酸っぱく「ゆとりをもって」と言い続ければ、大会自体の雰囲気もそうなるし、実際そうなっていました。

 

モトクロスに限らず、「体験する」「体感する」っていうのが、やっぱり一番手っ取り早い。

ゆとりカップはそんな人たちの為の優しい受け皿になっていました。

 

 

はじめてバイクに乗った時のワクワクがきっと僕の中にもまだ残ってて、そんなワクワクをきっと他の人にも味わってほしい。

だからこれからもバイクに乗ります。

人に楽しんでもらう為には、まず自分からという事で、これからも自分ファーストで楽しんでいきたいと思います。

 

これまで応援してくださった皆さん、サポートしてくださった企業様、本当にありがとうございました。

 

そしてこれからもよろしくお願いします!

 

河村 広志