こんにちは!Light Ring.スタッフの屋代です。

 

夏の日差しが照りつける毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか(^^)

 

先日はドキュメンタリー映画を制作されている株式会社ドキュメンタリージャパン様より、若者のいのちを考える映像作品を公開に先がけ拝見させていただきました。

 

 

タイトルは「A Step Forward」。

和歌山県白浜町に、海に面した三段壁という観光名所があります。

幅2kmにわたって海面から高さ50mあるその絶壁は自殺の名所ともいわれていて、そこから程近くにある教会の牧師さんが自殺志願者を救う為に共同生活をしたり、共に働いたりといった自立支援活動の様子を追った作品です。

 

 

三段壁に設置されたいのちの電話から牧師さんに助けを求めた若者が、牧師さんや仲間との共同生活を通して葛藤しながらも周りとの関係性を築いていく様子が描かれていました。

 

 

私は映像を通して、いのちをつないでいくときに大切だなと感じたことが2つありました。

 

ひとつは、職場、家族、趣味、友達のグループや社会活動など、何らかのコミュニティーに属していることで自分自身が確かな存在であることを見出せること。

 

ふたつめは、信頼感をもって人とのつながりを感じることが、生きる活力になること。

 

 

 

人とのつながりは大事だ、とはどこかで一度は聞いた言葉だけど、いのちについて考え、いのちをつなぎとめるときも、一周まわって改めて”人とのつながり”の尊さに、改めて気付かされました。

 

 

人間関係を築く途中には様々な感情の波があります。その中で嫌な思いを抱く事はそのままダメな事ではなく、その都度お互いの感情の理由を解釈しながら、そしてまたいつも通りに次の日の約束事を予定していく。

 

 

この教会での活動のように、信頼があり孤独のないコミュニティーでの生活があるということが、いのちをつなぎ、人とつながっていくことを可能にし、

この映画のタイトルにあるように、そこからまた「A Step Forward=一歩前に進める」ということなのだと思いました。