「悩みがあるんだけど...」
と、大切な友達に悩みを打ち明けられたとき、どのように相談に乗れば良いのか困った経験はありませんか?

 


うまく相談に乗れれば信頼してもらうことができますが、うまく乗れないと相手に悲しい思いをさせてしまうかもしれません。
友達からの相談にうまく乗るにはどうすればよいでしょうか?

 

結論から言うと、悩みを相談されたときには、まずは「相手の話をしっかりと聞くこと」が大切です。

 

■相手の話をしっかりと聞く

 

なぜ相手の話を聞くことが大切なのでしょうか?
人は悩みを抱えているときに、とにかく話を聞いてもらいたいものです。
悩みを人に話すだけでスッキリした経験はありませんか?
話すだけで解決してしまう悩みもあるので、まずは相手の話をしっかりと聞くとよいでしょう。

 

■自分と違う意見であっても否定をしない

 

話を聴いている中で、相手の意見が自分のものと違う場合があると思います。
そんなときでも反論をしないことをおすすめします。
悩みで頭がいっぱいのときに、自分の意見を否定されてしまうと、悩みは解消されない気がしませんか?
相手の意見が違うと思っても、まずは否定をせずに、最後まで話を聞いてみましょう。

 

■話しやすい雰囲気をつくる

 

話しやすい雰囲気をつくることも大切です。
聞いているほうが緊張して構えていると、話しづらい雰囲気になると思います。
リラックスして穏やかな口調で話すことで、話しやすい雰囲気を作ることができます。
あいずちなどを適切に入れて、相手に理解していることを示すとよいでしょう。

 

■実際の意見

 

Light Ring.では、身近な人を支える「支え手」の支援をしています。
以前に開催したワークショップにて、友人に悩みを相談したときに印象の良かった人と悪かった人を聞きました。

 

印象の良かった人の特徴としては、

 

・解決に向かわせるではなく聴くことだけに徹する
・否定しない
・自分の置かれた立場や環境を良く理解してくれている

 

などが挙げられました。

逆に印象の悪かった人の特徴としては、

 

・自分の意見や考えだけを語る、押し付ける
・上から目線、偉そう、説教
・最後まで話を聴こうとしない

 

などが挙げられました。
実際の意見からもしっかりと話を聞いてくれるひとが好まれ、聞いてくれないひとが好まれていないことがわかります。

 

■まとめ

 

友達から悩みを相談されたときは、相手の意見を尊重しつつ、話をしっかり聞くことが大切です。
今回の内容が友達に悩みを相談されたときに少しでも参考になれば幸いです。

 

Light Ring.では、身近な人を支える「支え手」の支援をしています。
詳しく知りたい方はこちらから。

特定非営利活動法人Light Ring.

はじめまして!

2018年11月よりLightRing.スタッフとして関わらせていただいております、荒木芽衣と申します。

山梨大学医学部医学科にて学んでおり、現在3年生になります。

 

幼い頃の私は、家族との折り合いが悪く、そのことで悩んだ時期がありました。

そのときに私を助けてくれたのは、家庭以外にも学校の友達や地域をはじめいくつかのコミュニティに、私を受けいれてくれる方がいたことでした。

 

私を支えてくれた方々は、私の状況に対する解決法などを考えアドバイスをくれたことももちろんですが、ただ話をきいてくれたり一緒に笑っていてくれたことだけでも、私という人間の存在を肯定してくれたように感じました。そのことが本当に救いになったことを、問題が解決した今でもよく覚えています。

 

また、私の友人のなかには、悩みとうまくつきあって生きるのが難しいと感じていた友人もおり、彼らと関わっているなかで感じた“支え手”の難しさも、自分の今の活動の原動力でありLightRing.の活動と共鳴する点でもあります。

 

将来は、日常生活のなかで生きることがしんどくなってしまった人が、誰でも気軽に立ち寄り心を休め整えられるような、こころの休憩所をつくりたいと思っています。

精神科医として予防医学的視点から精神科領域・心療内科領域へ関わり、専門家のサポートを受けることへの敷居を下げるような活動をしていきたいと考えています。

こころの病の予防という観点からLifhtRingへ関われることをとても嬉しく思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

はじめまして!

 

Light Ringスタッフのサンダース真利奈と申します。

日本人のお母さんとニュージーランド人の父に生まれ、私は最初の15年間神戸で育ちました。

15歳の時に一人でニュージーランドの寄宿学校へ通い、

その後も10年間近くニュージーランド以外に、オーストラリアとアメリカで勉強を続けてきました。

 

私は寄宿学校に通っていた時、家族からも離れていて、たくさん辛い思いもしました。

一人でいるのが好きで人に頼る事がとても苦手でした。でも、留学をして築いた事は他人に頼るのはいい事だって。

ほかの生徒や友達や先生に悩みを伝えた事で、私はすごく助かり、人生が楽になるように感じました。

 

周りに頼る事は迷惑ではなく、恥ずかしがることではないのだと築きました。話を聞いてくれるだけですごく助かる。

こういった経験でお互いに、私も他人に頼りにされる事になりました。

お互いに悩む上に人間関係も深まり、一生の友達を作ることができました。

 

先月メルボルン大学から卒業し、東京へやってきました。

メルボルン大学では心理学を専攻、大学院では社会健康医学系専攻でした。

メンタルヘルスに対するスティグマに興味を持ち、この先、特に日本でスティグマを減らしたいと思っています。

 

みんなに伝えたい事は、問題は個人的な弱さの表れではない事。みんなそれぞれ辛い思いの経験はあると思います。

これからも周りの人に自分の人生を大切にしてもらいたい。そういった気持ちでLight Ringにきました。

 

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

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 こんにちは、Light Ring.スタッフの岡本です。

ゴールデンウィークが終わってしまいましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

 先日、相談事業「こころスペース」に向け、傾聴トレーニングを行いました。

私を含めたLight Ring.新規スタッフ四人に加え、数年前からソーシャルサポート力養成講座等に参加している「大輔」さんに

サポートいただいて、計五人で、実際に傾聴トレーニングを行いました。

 

 まず傾聴についての基礎を学びました。

傾聴を行う際に意識することや、オブザーバー(第三者)の視点で、傾聴を評価する際のポイントを確認しました。

あまり自分の意見を押し付けない等、初めて学んだのですが、たくさんのポイントがあり、難しいと感じました。

 

 次に、実際に傾聴を行いました。

私はオブザーバーを務めることになりました。

振り返りの時間に挙がったテーマが、聞き手は「話し手の悩みを解決するために話を進めるのか、受け止めることに集中にするのか」

という観点でした。

今回は「傾聴」なのでまず親身に話を聴くのが正しいと思うのですが、「悩み相談」ならどうだろうと感じました。

 

 この疑問は、話し手の「大輔」さんからのフィードバックが参考になりました。

悩みを打ち明けてくださった話し手の立場では、「今回解決を求めていたか、共感を求めていたのか」聞くと

「50:50」と返ってきました。

難しい点は、悩みを話しているご本人も「解決したい話題なのか」「受け止めてもらえるだけでいいのか」

明確には答えを持っていないところです。これは、どちらの方向に絞るのかではなく、聴き手が悩みを打ち明けてくれる方の

気持ちを受け止めながら、解決に進めていくか、そこまではしなくてもいいか判断する力が求められます。

この判断は、初心者の僕には、とても難しいと感じました。

 

 二回目のトレーニングで、私は話し手を務めることになりました。

聴き手は大輔さんでした。

大輔さんは以前から傾聴トレーニングを続けていることもあり、とても話を引き出すのが上手いと思いました。

引き出し方も決して強引ではなく、自然な流れで話を進めることが出来ました。

他にも大輔さんからは学ぶことが沢山あり、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

Light Ring.スタッフ 岡本

 

  こんにちは、Light Ring.スタッフの岡本です。

もう街には半袖姿も見られるようになってまいりました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

4月12日に厚生労働省様にて活動紹介を行ったので、ブログにてご報告させていただきます。

午後19時から21時という遅い時間にも関わらず、多くの方にご清聴頂きました。

 

まず、私を含めたLight Ring.メンバー5人の自己紹介を行いました。

前半は代表石井さんによる活動紹介のプレゼンを行い、後半はディスカッションを行いました。

プレゼンではお配りした紹介資料を基に、Light Ring.の法人紹介から始まり、子供や若者の自殺問題の現状や、事業紹介を行いました。

プレゼンの最後には、日本テレビにて放送された映像を紹介しました。実際に「聴くトモ」として活動する様子や、苦しんでいる方とその支え手にスポットを当てている内容で、とても有意義なプレゼンとなりました。

 

後半のディスカッションでは、支え手の重要性について話し合いました。

私達スタッフも参加し、予定していた時刻を過ぎる程盛り上がりました。

その後、厚生労働省の方と懇親会を行いました。

 

私自身、厚生労働省へお伺いするのは初めてで、とても緊張していたのですが、とてもフレンドリーな皆さんで安心しました。

会話に華が咲き22時を過ぎる頃、高校生の私は帰宅時間の関係で、懇親会を後にしました。

 

厚生労働省を出る前に、少し施設を見学させて頂いたのですが、夜分遅くにも関わらず、多くの方がビルに残り仕事をしていました。

懇親会でも感じたことですが、問題に対して熱心に取り組むその姿には、感銘を受けました。

 

ご丁寧にお見送りを頂き、私は帰宅しました。

厚生労働省の皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!

今後も何かあれば連絡を頂けるとのことなので、その際にはまたブログにて報告させて頂きます。

 
Light Ring.スタッフ 岡本