はじめまして!

 

Light Ring.スタッフの加藤美和子と申します。

 

支え手として、また社会人として感じているメンタルヘルスへの課題に向き合っていきたいと思い、本業の傍ら9月よりボランティアスタッフとして参加させていただいております。

 

私自身の長い「支え手経験」では、精神疾患にかかると、時間の経過とともに副次的な問題(経済的な問題、等)を複数抱え込み、簡単にはその状態から脱出出来なくなる事実に向き合ってきました。

その一方、周囲の人間が話を聞き向き合う姿勢を示すことで、当事者は自分の居場所を見つけ、「自分の価値」を実感してくれるようになることも事実です。

 

こんな支え手としての経験から関心を持ち始めたメンタルヘルスでしたが、実は誰しもが精神疾患になり得るとも思っています。

本業である経営コンサルタントとして働く中で、ハードワークによる睡眠不足が続いた結果、気付かぬうちに思考が偏重してしまった経験があります。

同じ環境下で働いていても、なぜ私のように疲弊するメンバーと、そうでないメンバーがいるのか…。

 

そのうち、事実の認知の仕方によって感じるストレスも変わってくること、メンタルを整えるためには、過度にストレスを感じないようにするための準備と考え方があることを知りました。

メンタルヘルスを整えることは、社会生活を送るための「インフラを整備する」ことと同義だと実感してからは、事前の予防や対処に努めるようになり、企業・社会で活動を続ける私を強く下支えしてくれています。

 

自分の教育過程を振り返ってみると、いい子で/真面目に/しっかりと、物事を成し遂げることを言い渡されることはあっても、「インフラを整備する」重要性を教わった記憶がありません…。

物理的に体調が悪い時は正常に働けないので、そうならないように予防をしますし、だれもが当たり前のこととして取り組んでいることでしょう。

メンタルだって同じはずなのに、そうなっていないのは不思議なことです。

 

社会に出て、ストレスの少ない環境に身を置くこと自体が非常に難しくなっているのが実態です。

私がLight Ring.の活動を通して目指すのは、このような環境下でも個人個人が適切なケアによって予防・対処するリテラシーを持ち、実践できるようになること。

そして、問題を抱えたとしても、短い診療時間を過ごす医療従事者だけでなく、そのほかの大半の時間を共に過ごす周囲の人間によって支え合っていける社会にすることです。

 

支える/予防という分野は、医療従事者以上に私たちのような個人/周囲の人間に開かれた領域です。

より多くの人が過ごしやすい社会の形成に向けて、今後の活動にご期待ください!