あっ・・・来てる・・・
わたしは窓辺に置いてあるカメラを手に取り
そ~っと
窓の内側から(そう、窓の内側から、窓ガラス越しに)
バルコニーでクラブアップルの実をついばむ
メジロの姿をカメラに収めました。
窓を開けて撮影しようと、何度も何度もトライしましたが
窓を開けようとしたとたん、
メジロは飛んで行ってしまい
「あー、行っちゃった・・・」 と、ガッカリしていると
「鳥の着ぐるみでも買ったら?ははは」
な~んて、夫に笑われる始末
ところで、、、
話は、ちょっと過去に遡ります。
このバルコニーで鉢植えにしているクラブアップル、
昨年4月、花が咲き始めたとき
まさにこの時、
このクラブアップルの木の背後で
キジバトが卵を産みました (↑ビックリでした)
しかもその翌日、卵は2つになりました。
が
巣に2つの卵があるのに
親鳥の姿がない
いったい、どうしたんだーーーー
このあと数日、雨の日が続き
雨に濡れる卵を見るのが辛い毎日でした。
そして、結局
卵を温めるはずの親鳥は、
戻って来ず、
2週間、卵は放置されていました。
そして、
ある日、気がつくと
卵の姿も消えていました
卵は、一体どこに行ってしまったの?
モヤモヤと諦めきれないワタシは、
探偵よろしく
巣の下あたりの地面や周辺を捜索しましたが
卵のカケラも発見できず。
いったい何が起きたの?
家のまわりをウロウロ、ジ~ッ、とやっていたら
ハッと疑問が氷解する瞬間がありました。
カラスが
バルコニーの横の電線にとまり、
鋭い目つきで静かに
あたりを観察していたのです。。。
ここからは、ワタシの推測です。
カラスに狙われ
危険を察したキジバトの親は、巣を放棄。
卵は、やすやすとカラスの手に落ちてしまった・・・
・・んではないか、と思われます・・・ ガーン
さてさて、季節はめぐり
昨年9月。
クラブアップルは
ポンポンした結果、たくさんの実をつけてくれました。
12月になると
実は真っ赤に熟しました。
小鳥が食べに来るか来るかと待っていたのですが
カラスを恐れてなのか
なかなかやって来ませんでした。
クラブアップルの背後の
アイアンフェンスの向こう側、
キンモクセイの枝の上には
まだ、放置されたキジバトの巣があります。
キジバトの巣を覗き込んで、夫が言いました。
「ずいぶん雑なつくりの巣だね~あれじゃ落っこちそうだよ」
「そうよね、しかも雨が降ると、巣の中にいても濡れるし・・」
「そもそも安全性に問題ありだよね」
「そう、すぐカラスに見つかっちゃうし、安全性に問題ある」
2人で話しているうち、
キジバトは家づくりが下手なんじゃないの?
ということで意見が一致。
ためしに、「キジバト、巣、下手」 で検索したところ、
キジバトが巣作り下手だというのは
知ってる人は知っている事のようです。
いやいや、それでも、
たとえ巣が粗末であろうと、
ちゃんと卵からかえる雛もいるんですよね・・
今年に入り、お正月も過ぎ
冬らしい日々がやってきました。
寒さが厳しくなって
カラスは
なりをひそめたのでしょうか?
嬉しいことに、
バルコニーにメジロが毎日やってくるようになり、
クラブアップルの実が急激に減ってきました。
こうして見ると
メジロって、小さい。スズメより小さいんですね。
鉢植えのクラブアップルの小さな木に
ちょうどいいような愛らしさ。
枝にぶら下がって夢中で実をついばむ姿には
心をギュッと掴まれます。
窓ガラス越しに撮影することにも
だんだん慣れてきました。
メジロちゃん、
窓を開けたりしないから、
クラブアップル、ゆっくり食べてね~