昨日の夜間稽古は、なんと参加者1名…。

公演3ヶ月前とはいえ、大丈夫なのか!?


役者としてのスケジュール管理は、それぞれ個人に任せているので、
結果論な私は最終的に完璧なまでに完成すれば、まったく問題なしです。



ってことで、個人レッスンスタートです!


2時間しかない稽古時間ですが、2時間があっという間に過ぎてしまった2時間で、
でも進んだページ数は、わずかに2ページで、にこやかな笑顔が出せないくらいの、真剣勝負の2人2脚でした。


たった2ページだけでしたが、そこにはこれまでの基礎クラス演技クラスでの基礎稽古が全て詰め込まれていて、
あぁ~やっぱり私からみんなに伝えてきたことは、重要でかつ基礎だったんだなぁ~
と自画自賛してしまうほどでした。


っと、ちょうど稽古場日記が更新されたようです!
そちらも見てみてくださいな♪



さて、話を戻して、役者にとってどれほど基礎が重要なものなのかを、昨日のen塾生は分かったのではないでしょうか。


私は常日頃から、基礎が出来ていなければ、舞台に上がる資格はないし、
逆に基礎が出来ていれば、どんな舞台でもなんなくこなすことが出来ると伝えています。


発声発音だけが基礎ではありません。
昨日あげた外郎売りも、ただしゃべるだけでは意味がないのです。
何度もここでは話をあげていますが、あれは歌舞伎「曽我物」の中での一場面です。

生きたセリフなんです!

外郎売りのセリフを語るときに、周りにいる遊女の姿がイメージされてなければ、
セリフがただの言葉いや文章に成り下がってしまいます!

発声発音や早口言葉が出来たって、その世界観やイメージが聞いている方に伝わらなかったら、
そこには「無」しか存在しないことになってしまいます。

もちろん出来ないより出来たほうがはるかに良いですが、
それよりもっと重要な基礎があるんです!


小手先だけの演技や滑舌を基礎ととらえるのではなく、
もっと大切で大きな基礎を身に付けてほしいと願っています。



ってなかんじで、今日はこのへんで!



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