今朝はのんきな記事を書いてから会社に行ったわけですが、
本当に英国のEU離脱が現実のものとなり、
全体相場は大荒れとなりました。
やれやれ、(どうやら今朝の記事に貼り付けておいた)
有名な予言者の方が正しかったようだ。
しかし、英国のEU離脱問題の本質を考えた時、
やはり、資本主義国かつ民主主義国の綱引き関係について
いろいろと考えてしまいますね・・・。
当ブログ記事「資本主義と民主主義」2016.3.4参照
http://ameblo.jp/okuyama-tukito/entry-12135383687.html
また、合わせて今の金融資本主義がもたらす格差メカニズムについても
このままが続けば、政治的にしんどい気がします。
当ブログ記事「格差社会に対抗する方法」2015.1.29
http://ameblo.jp/okuyama-tukito/entry-11982924374.html
資本主義の発展 ⇒ 経済格差 ⇒ 貧困層の政治的勝利
今回の英国EU離脱も、トランプ大統領候補人気も、
あるいはイスラム国への若者の共感(そしてテロ)も、
根っこのところにはこの問題があると思います。
EUを離脱すれば解決するような話ではないのですが、
対症療法として、こういう結論が出てしまうんでしょうね。
私の短い経験上の話で恐縮ですが、
こういう本質的な解決とはいえないその場限りの対応に対して、
金融市場はとても冷徹です。
1990年代のバブル崩壊後の日本の対応についても、
その場限りな対策をとればとるほど、(一時的には良くなるのですが)
株はどんどん売り込まれていきました。
これからはAIが人間の仕事をどんどん奪い出すことでしょうが、
効率追求が行きつくところまでいった時、
いったい、人間は何をすれば良いんでしょうね?
一説では古代ピラミッドも当時なりに雇用対策として作られた、
という話をどこかで聞いたことがありますが、
資本主義の効率追求が格差を拡大させるなら、
いっそ真逆の発想で、恐ろしく効率の悪いことをして
格差を是正するような方向に解決策があるのかも知れません。
いずれにせよ、
私達個人投資家はそういう世の良し悪しを嘆いても仕方なく、
結局は、そういうのも全部、現実のものとして受け入れて、
その時、その時に、最善を尽くすしかないのですが・・・。
当ブログ記事「要はそれが現実だ」2013.12.23参照
http://ameblo.jp/okuyama-tukito/entry-11734526167.html
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