20年間伝えられなかった感謝の気持ち… | ありがとう♪発達障害(知的障害)の花とGIDパパの記録

ありがとう♪発達障害(知的障害)の花とGIDパパの記録

キッカケは妻の一言。「ブログしてみたら?」

発達障害をもつ娘、花ちゃん(小2)とGIDパパの記録です‼娘の成長や日常、学校や支援級とのやり取りなど
記録として更新していきます!

遡って書いているのでテーマ別に読んで頂けると
娘の事が分かりやすいかと思います!

おはようございますニコニコ


前回の記事を読んでくださった皆さん。

いいね、をくださった皆さん。

温かいコメントをくださった皆さん。

ありがとうございます!!

未熟な部分もまだまだある私です。

このブログを始め、

沢山の方に出会い、沢山の方に学ばせてもらい、沢山の方に力をもらっています。

皆さんの温かさを感じ、

私もママも感謝の気持ちでいっぱいです。


ありがとう♪

こんな私達ですが、
これからもどうぞよろしくお願いしますポッ


今回は、前回の続きです。

長い記事になりますが、
お付き合い頂けたら嬉しいですポッ



今、「出会い」に感謝し、

出会いを大切にしたいと思う私ですが…

20年前、若かった私は…

1つの出会いを
大切にしなかったことがありました。

それは、

以前の記事で書かせて頂いた

恩人であり、恩師との出会いであります。

以前、読んでくださった方ごめんなさい。もう一度書かせてくださいm(__)m


当時、私は中学生。

荒れてた家庭環境に荒れてた私…(* ̄∇ ̄)ノ

勉強もできない。大人も嫌い。

決して、いい子ではありませんでした。

しかし、

内心は寂しく、孤独感でいっぱい。

自分の生き方にも悩んでいた頃でした。

そんな時に教師になって間もない
音楽の先生が学校にやってきました。


私が通った中学校。

当時は全体的に荒れていて、

恩師である先生も
大変な思いをされていました。

そんな先生の困っている顔を見て…

授業にならない生徒を前に
無視することなく一人一人に声をかけ、

授業に参加させよう!振り向かそう!
と、一生懸命頑張ってる大人の姿を見て…

私の中で何か感じるものがありました。

先生は、会えばいつも声をかけてくれ、
気にかけてくれることが嬉しくて…

いつからか、

私が安心できる大人であり、
安心できる居場所となっていきました。

当時の私にとって、

母親のような、姉のような存在。

教師というより、家族のような身近な存在であり、家庭での寂しさも埋めてくれました。

そして、担任でも副担任ないのに

学校に残って勉強を教えてくれたり、

家に帰らない私に付き合ってくれたり、

交換ノートを始めてくれたりしました。

しかし、このことで他の教師から

「交換ノートをやめるように」と、言われたことを先生から聞かされたことがありました。

それでも先生は私に「絶対やめないから!!」

と言い、卒業間際まで続けてくれました。


今考えると…

一人の生徒に対する特別扱い。

全体を平等に見ないといけない教師。

担任ではないということもあり、

先生の立場を考えると

大変な決断だっただろう…

非難も受けていたのではないだろうか…

と、思います。

だけど当時の私は、

そこまで深く考える力もなく…

正直。

「良かった…続けられる。自分には先生がいてくれる」

という安心感の方が大きかった…

感謝はしていても

先生の決断は凄いことで、

人としての偉大さに気付きもせず、

何も分かっていませんでした。


行ける高校がないと言われた私。

勉強などする気も全く無い…

そんな私を、高校に行く気にさせた先生。

家庭環境が悪く、荒れていた面でも、
自身の悩みのことでも支えてくれた先生。

当時の私にとって
先生は大切な存在でした。

私は先生の大きな支えがあり、

高校に入ることもできました。


そして、中学卒業間際。

学年集会で、先生がみんなに向け
気持ちを語ってくれました。

その時に、

自分はこの学校へ来て、荒れた生徒達に
自信を無くし、教師を辞めようと思っていた。だけど、一人の生徒に出会い、もう少し続けてみようと思えた。この生徒に感謝している。その生徒のお陰で私はここにいます。ありがとう。
あの時辞めなくて本当に良かった。みんなと仲良くなれ、みんなに出会えて良かった。君たちは最高の生徒です!

と、涙を流しながら話してくれました。

それまでの私は、

先生が辞めたいと思っていたとも知らず、
自分が先生に感謝されてることも知らず…

あとから先生にありがとう。

と、言われてもピンと来ず…

私は自分の事ばかり考えていたことに
申し訳ないような気持ちもあり、

照れ臭かったり、気まずかったり…

先生への照れが卒業まで続き…

最後の卒業式でも
先生ありがとう‼としか言えず…

あまり話さなかった気がします。


そして高校入学後、

家庭の事情で引っ越しをすることになりましたが、

先生に会いにもいかず、
伝えることもせず引っ越しました…

「会いたい」
と、思ったことが何度もありましたが、

思春期だったのか「照れ」と「気まずさ」が
邪魔をし、ズルズル…

今考えると、
しょうもない照れです( ̄∇ ̄*)ゞ


その後、

先生が同じ中学校の教師と結婚。
転勤されたと知り、

会いに行くのを先延ばしにしたことを後悔…

その頃の私はというと…

高校を中退し、定時制に編入。

あれだけしてもらった先生に
申し訳ない気持ちにもなり…

会いづらい…( ノД`)会いたいけれど…

と、またまた年月が経っていきました。


先生を思い出したり忘れたりを
繰り返し、子供だった私も歳を重ね、

先生が自分にしてくれたことは凄いこと。
なかなか出来ることじゃない…

ジワジワと
先生への感謝も大きくなっていきました。


そして花と出会い、子供をもち、

今度は自分の娘が先生に見て頂く立場になり、

恩師の温かさや、人としての尊敬。
感謝の気持ちがもっと強くなりました。

先生の偉大さは、誰もが真似できることじゃない!先生が居たから今の自分がいるんだ!

と感じるようになりました。



探す勇気もないまま、気付けば20年。

少し前の土曜日。

雨のため学童からは中止となり、
私が一緒に行くことになった地域の祭り。

花の成長した後ろ姿を見て
途中退席せず、最後まで居よう!と思いに変わった発表会。

最後のプログラムは
市立中学校の吹奏楽部の演奏でした。

花は友達と一番前の席で見ていて
私は後ろから見守り。

色々な楽器がセットされていくのを見て

「花、大丈夫かなぁ!?」

と心配もでてきました。

用意されていく楽器と花との距離が
ちょっと近すぎるかも(゜ロ゜;ノ)ノ

なんて考えながら様子を見ていると…

バタバタと用意している生徒の中に

ハッとする見覚えのある顔…(゜〇゜;)?????

「先生かも?!」と一瞬ドキッとしました。

でも20年も経ち、

先生も歳を重ねおばちゃんに(*´∀`)

私の記憶する先生とは違って、
当然、雰囲気も変わっている。

だから、バクバクしながらも

「まさか~そんなはずないか…」

そんな気持ちもありました。

演奏が始まっても
指揮棒を振る先生に目がいく私(゜ロ゜;ノ)ノ


心の中は

「顔が見みたい!こっち向けへんかなぁ。
声出してくれへんかなぁ。
鼻にホクロあるはず!お願いやから先生であってください!」

そんな事ばかり考えていました。

花も落ち着いて聴けていて
先生か分からないまま最後の演奏。


生徒に声を出し、指示を出した先生。

初めて出したその声を聞いて

「間違いない!!」と、確信に変わりました。

もぅ。嬉しくて、嬉しくて…(;o;)

当時の記憶もよみがえり、

込み上げてくるものがいっぱいで…

駆け寄りたい気持ちを押さえ、
涙を押さえるのも必死でした。


演奏が終わり、片付けを急ぐ生徒や先生。

たくさんの保護者に観客。

声をかけるのは
迷惑がかかるかもしれない…

ためらいもありましたが、

また後悔したくない‼
感謝の気持ちをどうしても伝えたい‼

と思い、

花と2人で先生に駆け寄りました。

肩を叩くと振り返った先生。

「⚪⚪です。先生あの時は本当にありがとうございました‼」

と頭を下げると先生は、

「ずっと会いたかった~‼」と私にハグ。

容姿が変わった私を気付かないだろうな…
と思っていたので、本当に驚きました。

当時のアダ名で私を呼び、
目にはいっぱいの涙。

もぅ。こうなると私も我慢ができない…

キョトンとする娘を横に大泣きです。


自分と同じように
会いたい!と思っていてくれたこと。

覚えていてくれたこと。

涙を流し、喜んでくれたことが本当に嬉しくて嬉しくて…

しばし、周りを忘れ
お互い大泣きしながらハグが続きました。

そして、片付けが終わるのを待ち、
連絡先を交換。


メールではありましたが、

ずっと伝えたかった感謝の気持ちを
いっぱい伝えることができましたポッ

メールを打っていても泣けてきて…
届くメールを読んでも泣けてきて…

歳のせいもあるのか?涙腺崩壊でした。

再会することができたのは、
偶然が重なったからだということ。

ずっと会いたかった恩師が、

実は、我が家の真横の中学校にずっと前から居たこと。

20年振りの再会は
驚きと感動と不思議がいっぱいでした。



そして、

「先生を探してみようよ‼」

とずっと言ってくれていたママ。

恩師との再会を一緒に喜んでくれ、
一緒に泣いてくれました。

涙する私達を見て、花ももらい泣き。

2人の温かさ、家族の温かさが嬉しくて
また涙しました。

そんな、優しいママと花にも
本当に感謝しています。

ありがとう♪


先生からもらったメールには、

何万という生徒を教えてきたけれど、
⚪⚪と一番会いたかった…

そして今、

20年前のあの頃と同じように悩んでいる時期であり、当時と同じような状況の時に再会するということに縁を感じ、もう少し頑張ってみようと思えました。

これからは、私の良き相談相手になってください!

と書かれてありました。


当時、自分のことばかりで
先生のことを考えていなかった私。

大人になった私が
今度は先生の力になれたらと思います!

これからは生徒と教師を越え、

人として、子をもつ親として、
相談したり、相談されたり。

支え合える関係でいたいと思います!

いつでも相談でき、
私も先生がいてくれるとすごく心強い!!

次は、家族ぐるみでみんなで会おうルンルン
と約束しています!


次は後悔のないように、恩師との出会いと再会を大切にしていきますハート


長い記事を最後まで読んで頂き
ありがとうございましたニコニコ

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