ショコラティエ短編集感想 | おにかな日記

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ショコラティエ短編集 

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に参加させていただきましたー!!



本当にとっても実力派の方ばかりで、是非!是非これ読んでほしい!!ていう作品揃いです。




「作品こそが主役」



という管理人様の素敵意向により、一番最後ページにならないと作者がわからない仕組みになってます(ワクワク)わからないように、ということで、自分の短編にもあたりさわりなーい感想をつけてます。



ほんまに豪華作家さんばかりなので、大人女性には是非読んでほしいです(*^^*)



感想の順番はバラバラですー。↓




【ドクターコンプレックス】

男にも女にも表と裏があり、蜜には棘があり、騙しているつもりで騙されている。でも恋愛ってそういうモノで、それを恋愛と呼べるかは、見る人によって違うのかもしれない。甘さに飽きたなと思う頃に、もう一度読みたい。 


【綺麗なままで】

家族であり、女同士でもあり。自分が年を重ねるにつれ 、見方が変わってくる母親という存在。不思議だよなぁ。シンシンと積もっていくようなお話だなぁ。そしていつまでも残る、母親に対する子供の心というものも、感じ取った気がします。


【闇夜の先に】

読んだ後、ちょっと落ち込みました(笑)それはお話の中にすっかり気持ちを奪われていたから、その結末に内面ぶつ切りにされたような感覚をおぼえたからです。個人的にとっても好き。グイグイ独特の世界に引っ張られて、ぶつ切り。うん、クセになります。


【ポラリス】

切なさに背中がそわあとなって、あー、まさしくこれが最後で、でもこれを最後のお話にしちゃったら余韻がおっきすぎて寝床から起き上がれないよ…!と悶える。星の綺麗な夜に一人で読みたい。どんなに心が廃れていても、この文章に綺麗な涙を流せます。


【もらい紅】

わたしこの男主人公が好きで好きで、えええこの話なんだよー!ずるいよー!って思っていたら、最後に女が可愛すぎて愛おしくて正直困りました。お話のシチュエーションも好き。絵にしたくなるくらい大好き。


【愛を飼う男、名を乞う女】

しなやかに生きているようで、したたかだ。この方の他のお話も読み込んでますが、女の中身を抉り取るように書き出すことができるのは、やっぱりこの方だなぁと。女は狡い、女同志は怖い、なんて言葉だけでは表したくないなぁ。


【エナメルブーケは取り置きで】

現実。そうこれが現実。何年も女やってきてそこそこになれば、悲しくもわかってしまうもの。でも、その現実にも幸せを見出すことができるって、わたしたちはちゃんと知っているんだよな。そう、改めて教えてもらったような気がしました。


【98%有害結婚】

キラキラした殿方なんていらないんです。漫画みたいなの読みたきゃ漫画読みます。わたしこの方の書く殿方のズルズルっぷりがとても好き。駄目なところも愛おしく、そこすら魅力に思えてしまうから、もう!!って言いたくなる。いつだって濃密な時間をくれる作者さんならでは。


【深夜残業の攻略本】

ああ言えばこう言う、の掛け合いと、女の心の呟きをぶった切る男の発言。笑う笑う。でも恋愛モノとかコメディとか、ひとつに括れないのです。このお話。女の毎日はキラキラじゃない、でも大丈夫。笑って頷いて、明日も頑張ろうと思える。


【鏡の漆黒に接吻】

惹かれたのはその人の極一部で、それは造られた理想像かもしれなくて、本当はそんなものなくて。それでもホンモノに触れた時、これで良かったと涙が出る。女が隠すべき部分を曝け出してしまった瞬間と、戸惑いつつ受け入れる男。凄く良い。この作者さんだから良いんだと思う。


【ヘリオトロープのくさり】

読み出した瞬間から映画がみえた。好きで好きで、読み終えて即作者さん確認して、伝えに行ってしまったほど。綺麗で切なくて心を撫でられているようで、自分がレンズを向けられているみたい。綺麗だけで済まない現実を、ここまで綺麗に書けるものか。


【モモカスタム】

この作者さん、わたしすぐ当てられます!女が読んで愛おしくなる女を書かれるから。グルグルズブズブ、どうしようもなくなって、計算したの、全部ナシになっちゃって。これを読んで、同じように″愛おしいな″って思ってくれる男性が世の中に沢山いますようにって思う。


【脈打つルージュ】

読み始めるのに、一度息をつきたい。サラッと読めちゃうお話じゃないのですサラッと読んでほしくないです!原色じゃない色を重ねて重ねて、元の色が解らない。絡みつくお話。官能的。毒々しさもあるけれど、スカッとするのはなぜ。この方はいつも、本当に凄まじい。


【レス•パウダーレス】

淡い色のお話。ふと振り返ったとき、自分が女の子であった時代がどうしてもキラキラして見えます。読了してからコピーとイラストを見ると、ジンワリくる。


【最後の意地】

大人の女であるということ。それをそのまま溶かして、精巧な文章で仕上げられたお話だと思います。凛とすること。キッチリ線を引けること。自分の感情を制御できること。先を、見据えること。どこか寂しさを伴うけれど、でもそういう大人でありたい。


【ピュア•プワゾン】

この方の作品読むといつもゾクリと何かが走り、後ろを振り返りたくなる。今回もそう。上辺をなぞるだけじゃなく、人間を書かれる。それが性に混ざっている。一見愚かで程遠いように思う行為でも、自分ももしかしたら…と読み手に思わせることができるのは、流石としか。


【乙女注意報発令中】

一番共感したかもしれない。ポテト食べたい塩食べながら再読したい。ウンウンと頷けるのは自分が少女であったからで、今も女を続けているからで、いつまでも乙女でありたいからなのかもしれません。




みなさまのお気に入りが見つかりますよつに(^O^)♥︎こういう企画参加させていただけるのはホンマ嬉しいし楽しいです。