小沢一郎と日本国 「小沢一郎 完全無罪」考(3) | akazukinのブログ

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「日本史のいわゆる「非常時」における「抵抗の精神」とは真理追求の精神、科学的精神に他ならない」野々村一雄(満鉄調査部員)

「小沢一郎 完全無罪」考(3)


「世の中のマス(一般大衆)がどのような習慣を持ち、どのような意見を持つべきかといった事柄を相手にそれと意識されずに知性的にコントロールすること――は、民主主義を前提にする社会において非常に重要である。この仕組みを大衆の目に見えない形でコントロールできる人々こそが、現代のアメリカで『目に見えない統治機構を構成し、アメリカの真の支配者として君臨している』」 エドワード・バーネイズ


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「文明の衝突と21世紀の日本」
サミュエル・ハンチントン著、鈴木主税訳者、
集英社新書、2000年初版

49頁より引用。


東アジアは、多数の文明と不確実でめまぐるし変化する力関係が存在する地域である。 世界のほとんどの地域には単一の主要な地域大国が存在する。 ところが東アジアではそうではない。 19世紀半ばまでは、中国が東アジアの覇権を握っていた。 今世紀の前半は日本が支配的な大国だったが、後半にはアメリカがこの役割を引き受けた。 確実だと思われるのは、中国の経済発展がこのまま続けば、中国は再びかつての支配的な地位を取り戻そうとすることである。


新しく生まれた主要な地域大国として、中国が潜在的な敵意をもって注目しているのが、第二位の地域大国と超大国の間の同盟である。 不幸な事実は、日本が東アジアのほとんどの国から信頼されていないこと、そして中国を含めてその多くから恐れられていることだ。


それこそ中国が、アメリカと日本が結ぶ現在のかたちの同盟を進んで認めている一つの理由である。 中国が恐れているのは、もしこの同盟が弱まれば、日本の軍事力の増大、日本の技術の優位性、すなわち日本の核兵器に直面するようになることだ。 また一方で、アメリカと日本の同盟が強化されれば、それは公然たる反中国の同盟につながることも中国は恐れている。


以上引用。


ここで見てわかるように、この状況を打破し、東アジアの経済の中心に日本が位置するのがただでさえ容易ではなく難しい問題であるのにジューイッシュ・アンクルサム(アメリカ)に潰されたのだ! 以前にも記述した通り、アメリカと中国は軍事的には裏で同盟を結んでおり、ハンチントンのこの文明の衝突はその表面上しか見ていないにすぎないのだ。


この文章を書いている今、9月30日金曜日(実際は10月1日夜中の一時である)のテレビ朝日「朝まで生テレビ」をやっているのを横目で見ていた。


朝まで生テレビ 9月30日 バラエティ動画を視聴!
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-7150.html


激論! 決断できない?! 日本外交。
野田新内閣発足!どうなる日米外交、どうする普天間問題、どうする肥大化する中国


出演:田原総一朗、渡辺宜嗣、村上祐子、福山哲郎、山本一太、糸数慶子、潮匡人、ケビン・メア、宋文洲、手嶋龍一、長谷川幸洋、孫崎享、森本敏


このテレビ番組は意見が同様もしくは近い者とそれに対応する反対論者によるディベート番組であり、視界は局アナ、MC(新聞のテレビ欄では司会者であるがMCといった方が近い)は、いわずと知れた佃(つくだ)の住人、田原総一朗氏(この男はテレビ東京時代の中丸薫氏の後輩)であり、この日はいつもとは様子が違っていて、前回引用した「日本の国境問題―尖閣・竹島・北方領土」の著者である孫崎享氏が出演していたのだが、一人攻撃されていた。


参考同ブログ;領土問題と在日米軍(1) 2011-09-27

http://ameblo.jp/ootadoragonsato/entry-11031346935.html



この番組の趣旨というものが誰にでもわかってしまうであろう。


すなわち、孫崎享氏のイメージを悪くし、事実を積み重ねた考察を無に等しくしてしまうような世論誘導を展開しているといえる。


ここでは民主党若手のキレ者の福山氏も、前原グループの一員にすぎないことが分ってしまうような情報分析であるし、その延長線上の考察にすぎない。


よって孫崎享氏は正論を述べているにもかかわらず、一人攻撃の対象にすぎないのである。


テレビ朝日、朝まで生テレビの議題は一週間ほど前に決めると思うのだが、なぜこのタイトルになったか。


以前インターネットのいつものモリタリサーチを見ていた折、森田実氏が推薦していた書籍こそが前記の「日本の国境問題―尖閣・竹島・北方領土」であった。 この本こそが日本人必読、もちろん、民主党の議員も含めて読むべき本であると思う。


これをテレビ局の番組担当者はチェックを入れていたに違いない。


孫崎享氏一人を狙い撃ちしたのだ。
このためにこの番組を作ったのだろう。


余談だが、この番組でおもしろいことを田原総一朗はいっていた。


昔、四者会談をした。 この四人とはヘンリー・キッシンジャー、ミハエル・ゴルバチョフ、中曽根康弘、そして田原総一朗である。


一体このメンバーで何を話したのであろうか?


参考;勇気凛々 ~ゆうき蘭のHP~

(T)とつぜん(P)パッと出てきた(P)プロジェクト 2011年10月29日 (土)から
[抜粋]・・・2001年11月13日、国際連合大学ウ・タントホールで「アジアの平和と安定」というテーマで元ソ連大統領のミハエル・ゴルバチョフ、元米国務長官のヘンリー・キッシンジャー、元内閣総理大臣の中曽根康弘、司会田原総一朗さんでのこと。
http://yuuki-ran.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-c86c.html



このマスコミ、マスメディアの走狗になって動いた管直人という男はいったいなんだったのだろうか!


ただ単に小沢一郎氏を排除して選挙にワザと負ける……これはジューイッシュ・アンクルサムの言いなりに成り下がったのであろう。 そうとしか思えない。 これにより国会は捩じれ現象が起こり、身動きが取れない状態である。


そう、まったく国会が機能していないのだ。


この管直人という男の知人に中川右介(なかがわゆうすけ)という男が東京南青山でアルファ・ベータという出版社を経営しているが、この男は原稿を書いている記述者に対して原稿料を払わず、まったく無視していた時があった。

最近払ったようであるが……。


そしてクラッシックカメラブームが一段落すると岩波アクティブ新書から「ブームはどう始まりどう終るのか」というクラシックカメラの終焉みたいな本を出版した。


その後、クラッシックジャーナル(音楽雑誌)を出版し、カメラ雑誌から手を引いている。


まさに『立つ鳥跡を濁している』。


この男こそが管直人の元秘書であり、管直人と同類で人を騙すのがうまい、まさに天性のものだ!


こういう輩を世間では人間のクズという。


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(つづく)


【四王天兼続】