自動車博物館・展示館巡りの最終目的地は三菱オートギャラリー 。
岡崎市の三菱自動車名古屋製作所の一角にあります。
名古屋製作所ではRVRやアウトランダーが製造されているそうです。
見学にあたっては、事前の予約が必要になります。
工場内にあるため、オートギャラリー外での撮影は一切禁止で、見学者は専用パスの携帯が求められます。
構内移動用の車両としてグランディスがあちこちに置いてあったのが印象的でした。
ちょっと古びた建物、技術センターの1階フロア部分がオートギャラリーなっています。
担当の方から、「自由に見学して、帰るときにアンケート書いてってくださいねー」と言われて終わり。
貸切状態でしたw
2・3輪車、乗用車、競技車両と展示が分かれています。
ランエボが誕生する前、三菱はギャランVR-4をWRCで用いていたようです。
三菱のラリーカーと言えばレッドのボディーカラーが印象深いですが、この当時はホワイト/ブルーの組み合わせ。
リアウィングも控えめです。
スタリオン4WDラリー
とても印象に残るスタリオンのフロントフェイス。
もともとはリトラクタブルライトだったスタリオンに、丸型4灯ヘッドランプに、ほぼ同サイズのフォグランプが組み合わされています。
スタリオンに近い年代に活躍したランサー2000ターボラリー。
これらのクルマ、全てラリーカーです。
三菱にとって、モータースポーツはオフロードがメインだったことが分かりますね。
三菱の歴史で欠かせないクルマ、パジェロ。
ボンネットの隙間が左右で違います。
三菱ジープ
ジープは3台分の展示スペースがありますが、1台は外出中(貸出?)でした。
乗用車ゾーン
フェンダーミラーばかり、圧倒されます。
ランサー1400
ワンオーナーで19年、30万キロ走った個体なんだそうで。
ギャランΛ
グリルのAstron80は搭載していたエンジンの名称。
車名やグレード名ではないのが時代を感じさせます。
リアウィンドウ下に置かれたスピーカーはもちろん、ダイヤトーン。
GTOとFTO
三菱初のDOHC搭載車がGTO。
GSRグレードのため、オーバーフェンダーを装着しています。
三菱のスポーツグレードに付くGSRの名称、歴史があったのですね。
角にひっそりと置かれていたのは初代デボネア。
20年以上も生産されたデボネアの、初期モデル。
この立派なデザインながら、5ナンバーサイズなことに驚き。
エンブレムも特別感ありますね。
展示車両で一番気に入ったクルマがミニカスキッパーⅣ。
軽自動車なのに、なんとスポーティーな見た目!
CR-Xのようなエクストラウィンドウを持っています。
CR-Xと大きく異なるのが、ハッチゲートではなくガラスハッチを採用している点。
荷物の出し入れといった実用面よりも、スタイリングを重視しています。
中を覗き込むと、ちゃんとリアシートが。
トランクにはスペアタイヤがカバーなしで鎮座しています。
泥除けにまでスキッパーの文字、コダワリです。
エンブレムも専用品?
コルト600コンバーチブル
なんだこのコペンみたいなクルマは!w
残念ながら市販されなかったそうですが、スタイリングは上手くまとまっています。
ちなみにこれは1991年にミニカをベースにしたレプリカで、それはそれで凄い。
コルトのコンバーチブルと言えば、日本未発売のコルトCZCがあります。
コルト
こちらは1964年式のコルトで、1991年まで使われ、27万キロを走ったものを全く手を加えず(!)展示しているそうです。
ここの展示車両は一般ユーザーからの譲渡や寄贈が多いのかもしれません。
しかし、素晴らしいコンディションだ・・・。
デリカとミニキャブ。
非常にデザインも近いながら、それほどサイズに違いを感じさせないのが不思議。
Bピラーのウィンカーも良いですね。
その2へ続きます。