【韓国】ウォン「私一人高」...グローバル為替戦争で疎外 | ブログ?何それおいしいの?
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ウォン「私一人高」...グローバル為替戦争で疎外
2015.02.05 08:50:18


火花散るグローバル「為替レート戦争」の中で、韓国ウォンが、主要国通貨の流れと逆行することが分かった。
各国が積極的な通貨緩和政策目貨幣価値を落としているが、ウォンは主要国通貨に対して「自分一人で」強気を見せている。
日本円、中国元、欧州連合(EU)ユーロ、英国ポンド、オーストラリアドル、台湾ドル、ロシアルーブル、インドルピー、ブラジルレアルなどの世界の主要通貨に対して為替レートを分析した結果、ウォンは最近ほとんどの通貨に対して強気であった。


世界「為替戦争」に再び火をつけた欧州中央銀行(ECB)の大規模な量的緩和などで、11年ぶりの最低値に落ちた対ユーロ為替レートでウォンは強気が目立つ。
ウォン·ユーロの為替レートは、昨年上半期1ユーロ= 1500ウォンに迫り、下半期にも1400ウォン程度だったが、現在1250ウォン台に急落した。
昨年11月20日1ユーロ= 1399.2ウォンだったウォン·ユーロの為替レートは、過去3日1243.7ウォンを記録した。
ウォン·ポンドの為替レートも、昨年末までに1ポンド当たり1700ウォン台を維持したが、最近1600ウォン台に降りてきた。
ウォン·ポンド為替レートは、昨年11月24日1ポンド当たり1749.8ウォンで先月22日、1629ウォンまで落ちた。
最近の基準金利を引き下げたオーストラリアとロシアの通貨に対してウォン相場も急激に低下した。
ウォン·オーストラリアドルの為替レートは、昨年11月21日1ドル= 963.5ウォンで、昨年末893.4ウォンで急落し、今月3日には851.5ウォンまで下げた。
ロシアルーブルに対するウォン相場は昨年12月までの1ルーブルあたり20ウォン台だったが、先月急速に低下、過去3日16.8ウォンで取引を終えた。

中国と台湾の通貨についても高の流れを示している。
中国人民元に通貨は、昨年下半期に安基調を示したが、最近高に転じた。昨年12月4日1元あたり181.2ウォンの元為替レートは去る3日175.4元で取引を終えた。
同じ期間ウォン·台湾ドルの為替レートは1台湾ドル= 35.8ウォンから34.7ウォンに下って、ウォン高であった。
これまで「アベノミクス」による円安とウォン高で国内輸出企業の競争力が低下するおそれがあった。
主要産業部門で韓国と競争関係にある日本企業が価格の面で優位を占めるからである。
しかし、最近では「為替戦争」が新興国にまで全方位的に拡大される流れで韓国企業は主要新興国との競争でも不利になっているという指摘が出ている。
最近では、急落していた国際原油価格さえ反発の兆しを見せている。原油価格が急騰に切り替えると、これも韓国経済に大きな負担として作用する。
このような状況で、韓国銀行が基準金利の引き下げなどを介して「為替戦争」に参加するのか関心を集めている。
イ·スンジュンハイ投資証券研究員は、「ウォンの主要国通貨に対して為替レートの流れがほとんど強気という点が現在の韓国が置かれた状況をよく示している」とし
「円だけでなく、他の通貨との「為替戦争」も備えなければならない現実で基準金利引き下げの必要性が提起されている」と分析した。