今年我が家の最大の事件は、何と言っても君が我が家へやってきたこと。

生後2か月にも満たない君を、お母さんや兄弟から突然引き離して連れてきてしまったこと、今でも時折申し訳ないと思っています。

我が家へ来る車の中で、主人の腕の中で寝ていた君は、今ではとてもじゃないけど腕の中に抱けない程の大きさとなりました。

夏が過ぎて、秋も過ぎ、冬となった今、君との生活は、驚くほど楽になりました。お互いの言いたい事、やりたいことがわかってきた、というのはおこがましいでしょうか?

あいかわらずの小心者で、散歩で出会う他のワンちゃん達にもなかなか馴染めないけれど、それでも大分そばに寄れるようになってきたよね。

君が来る前に、色々とドックランやペット連れOKのお店を探したけれど、君がもの凄く車酔いをすることがわかって、どこへも遠出できないのは、計算違いだったね。それでも、君がこの狭い近所の周りを嬉しそうに散歩する姿を目にできるのは、嬉しいことです。

君の幸せは、私達が家族が与えるしかない、という事実を、今でも私はしっかり胸に刻みつけてるつもり。ぜいたくはさせられないけれど、それでも私達ができる限りのことを君にやってあげたいと思っているよ。

いつの日か、その酷い車酔いも克服して、色々な土地を訪れるのが、私の夢です。

小心者で、変なところに神経質で、そんなところが、笑っちゃうほど長男に似てるけれど、そんなところも含めて、君は間違いなく家族全員に愛されてるよ。

君がいつか先に逝ってしまう日を思うと、お母さんはとてつもなく胸が苦しくなる時があります。でも、そんなこと考えても仕方ないから、その日が来るまで君となるべく一緒にいて、なるべくたくさんの思い出を作っていきたいよね。

これからも、一緒に同じ屋根の下で、歴史を重ねて行こうね。

シリウス、お願いだから、元気で1日でも長生きしてね。
$明日もきっとP-Kan晴れ!
生後間もないシリウス。兄弟いっしょの写真。