伊坂幸太郎の小説「ガソリン生活」を読んだ



久しぶりの伊坂幸太郎、かなりの時間をかけて読み終えた

かなりオモシロ、さすがの伊坂幸太郎である

語り手である「僕」は四人家族の自家用車、緑のデミオ

車の目線で物語は進んでいくという一風変わったミステリーである

ある日、四人家族の兄・良夫と弟・亨が乗った緑のデミオが、ふとしたことから車に乗せた女性は有名な女優・荒木翠だった

荒木翠は車を降りたあと、別の車でパパラッチに追われトンネルで事故死をしてしまう…ダイアナ妃のように

一方、良夫と亨は荒木翠を追いかけていたパパラッチ記者と後日知り合いとなり、徐々に事故の真相を知っていく

シンプルに言うとこんな物語なのだが、そこはやはり小説、複雑に絡み合った謎だらけ

やはり、さすがの伊坂幸太郎であーる

う~む、この人の小説、僕はめちゃめちゃ詳しいわけではないけれど、最後はハートフルでいつもオモシロなイメージ

特にこの小説は車目線で語られて、メルヘンというかファンタジーというか…

それでいて、不倫、脅迫、死体、などの題材が物語に出てくる

ハラハラ、ほのぼのって印象である

うまく説明できないが、とにかく面白い


さすが、伊坂幸太郎やねぇ


伊坂幸太郎の小説「ガソリン生活」
→85点