平将門と七ツ石(七ツ石山に伝わる由来②) | MIMIZUの底辺ぼっちBlog

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(七ツ石山に伝わる由来②)

 
 

将門と七ツ石

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「おくたまの昔話」より

一千年もの昔、時の朝廷にそむいて兵を挙げた平将門も、ついには関東征覇の夢やぶれ、山深い七ツ石山まで落ちのびてきました。

一方、将門を追って来た弓の達人俵藤太は、三頭山まで来て、やっとはるか向かいの七ツ石山頂に将門らしき人影をとらえることができました。

藤太は弓で射ようとしたが、同じ装束をした武者が七人いて、どれが将門か見分けがつきません。困った藤太は、信仰する成田山の不動尊に一心に祈ったところ、

「影武者六人はわらで作られし人形なり、朝生きて、将門顔を洗いしおり、湯気立ちのぼり、白き息あぐるを打て」とのお告げがありました。

次の日の朝、藤太は七ツ石山に立ち上る白煙めがけて、強弓をキリリと引き絞り、矢を放った。矢は遠く飛び、ねらいたがわず将門を打ち倒すことができました。

 

 

「山のイラストばなし」より

逃げてきた将門が七ツ石山の頂上で、六ツの藁人形の武者と真ん中に立った。

それを見て、秀郷が向かいの三頭山から、成田山に念じながら、白い息が上がる本物の将門を強矢で射た。

その途端、七人の武者は石と化してしまったという。

七ツ石山の山頂近くに、七ツ石を御神体とする七ツ石神社と大きな七ツ石があります。